募集終了 2018年度 クリエイティブ・インクルージョン活動助成

2018年度 クリエイティブ・インクルージョン活動助成

【助成趣旨】

アーツコミッション・ヨコハマ(略称:ACY、公益財団法人横浜市芸術文化振興財団運営)は、横浜市文化観光局が掲げる、誰もが互いに尊重し、支えあう共生社会の実現を目指す「クリエイティブ・インクルージョン」の理念に基づき、同助成制度を実施します。

「クリエイティブ・インクルージョン」とは、これまでの横浜市の文化芸術の創造性を活かしたまちづくりを踏まえ、障害・人種・国籍・宗教・年齢・性別等の様々な違いを超えて創造的に課題解決を図るとともに、誰もが対等な関係で関わり合い、社会や組織に参画するという考え方です。

横浜市は、これまでのクリエイティブ・インクルージョンのプログラム(事業)として、視覚障害のある方とない方の合同メンバーによる弦楽オーケストラを結成し、一部照明を完全に消したホールでコンサートを行う横浜音祭りパラ・ミュージック「ミュージック・イン・ザ・ダーク~障がいとアーツ in横浜」を「横浜音祭り2016」で実施。また、障害のある方と多様な分野のプロフェッショナルとの協働で、新たな芸術表現を生み出すことを目指す「ヨコハマ・パラトリエンナーレ(2014、2017)」などを行っています。創作活動における困難を一緒に乗り越え創造性を互いに引き出す、障害の有無に関わらず誰もが共生できる社会の実現を目指して取り組んでいます。

本助成制度では、アーティスト、クリエーターによる創造性を生かした社会包摂を試みる多様なプロジェクトを支援し、そのことが、横浜の新たな魅力となり、世界へ発信されていくことを狙います。2020年のオリンピック開催年に横浜を代表するプログラムとなるような企画、また、その後の社会の新たな基準となるような考え方を提示できる企画を募集します。申請方法など、ご不明な点についてはお気軽にご相談ください。

(注意事項)本制度は、3月に開催される横浜市会、公益財団法人横浜市芸術文化振興財団理事会による承認をもって正式に予算が確定するものです。

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この記事のURL:https://acy.yafjp.org/grants/2018/18472/

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募集要項

■対象

アーティスト・クリエーターが企業・NPO等と協働して行う「クリエイティブ・インクルージョン」の推進に資する活動を対象とします。

(1)テーマと活動内容
本制度は、「テーマ応募」と、「自由応募」の2種類があります。
なお、審査会では、「テーマ応募」の採択を優先します。

〇「テーマ応募」
テーマは、「DanceDanceDance@Yokohama」の開催年であるため、「ダンス・身体表現」とします。ダンス・身体表現といった分野の持つ特性を活かした取組を期待します。
〇「自由応募」
上記テーマ外の取組を提示してください。

テーマ、自由応募ともに、芸術の創作、芸術鑑賞機会のアクセス向上に繋がる取組、広告的アプローチ、グラフィック、プロダクト、ファッションデザインや建築等における実験的デザイン、最新のテクノロジーを活かした取組みなどを想定していますが、自由な発想を期待しています。

(2)実施場所
原則として横浜市内。
(活動の一部について海外を含む市外で発表する際は、その経費を認めるか否かを審査で検討しますので、その旨を記載してください。)

(3)対象期間
平成30年4月1日~平成31年2月28日に実施されるもの
*原則、上記内に執行された経費を認めます。但し、審査前に完了する活動は認めません。
*申請される活動が中長期にわたる場合は、上記期間中に行われるものを対象とします。

(4)その他
横浜市及び横浜市が出資する公的団体が「主催(委託含む)」、「助成金を交付」する事業は、対象になりません。(例:主催として各指定管理施設、創造界隈拠点などが入るもの。)但し、「共催」「協力」「後援」等で、市関連予算が交付されていない場合は、対象になります。

■助成金額

上限200万円/年 *申請金額を決めて応募してください。
(対象経費のACY助成率:初申請制限なし、継続申請の場合、総予算の1/2以内)
※助成金の額は、事業予算の範囲内で決定されます。また、審査の結果が助成金の額に反映されるため申請した助成金額が満額交付されるとは限りません。

<以下を助成対象経費とします。>
出演料、企画料、デザイン料、制作費、会場使用費、印刷費、郵送費、保険料など事務費、著作権料、事業当日運営費、その他制作活動にあたって必要な経費と認められるもの

<以下を助成対象外経費とします。>
交際費、接待費、飲食費、諸給与、事務所維持費、生活費

■審査・評価

(1)審査の方法
専門家からなる審査会にて選考します。
書類(1次)及び面談(2次※一次選考通過者のみ)の選考を行います。
*面談日時は、申請締切日より前に決定して本ページ上に通知します。
*面談場所:横浜市芸術文化振興財団事務局(横浜市中区山下町2)

【平成30年4月5日追記】
面談日時 平成30年5月18日(金)10:00~12:00頃を予定

(2)審査のポイント
●親和性:共感を高める仕組みを有し、社会へのひろがりが見込めるもの
●先駆性:社会に先駆けた活動であるもの
●実現性:企画、体制、場所の確保、予算、スケジュールの妥当性と進行管理能力があるもの
●継続性:将来への発展が期待できるもの
●影響力:将来的に社会へのインパクトを与える期待がもてるもの
【参考】
事務局では、本助成の趣旨(クリエイティブ・インクルージョン)を達成するためには、発表段階(アウトプット)と同様に過程段階(プロセス)の仕組み、工夫が重要と考えています。申請段階で、その点がわかるように記入してください。

(3)評価の方法
交付決定後から①過程段階(プロセス)、②発表段階(アウトプット)の2段階で評価を行います。その内容は、①中間報告会、事務局及び専門家とのミーティング、ワークショップ等によるもの、②事務局及び専門家による発表の視察、報告会、報告書によるものです。

(4)審査員
後日公開します。

【平成30年4月5日追記】
栗栖良依(NPO法人スローレーベル ディレクター)
萩原 昌子(NPO法人シアター・アクセシビリティ・ネットワーク 事業推進部長/ 副理事長)
曽我部昌史(建築家、神奈川大学工学部建築学科教授)
治田友香(関内イノベーションイニシアティブ株式会社 代表取締役)
岡崎智美(横浜市民ギャラリーあざみ野 担当リーダー/主任エデュケーター)

■中長期的な活動に向けたサポート

本制度は、申請者とともに助成対象事業を中長期的に発展させていくことを狙っています。そのため、助成事務局は、審査員や、複数の専門家と連携し、上記に記載されたような、年に数回行われるヒアリングや報告会、ワークショップなどを行います。

■申請

(1)申請者
チームを組み応募してください。(代表者は、法人所属か個人かは問いませんが、口座は個人名義ではなく、法人名義もしくは、別途チームで必要となります。)

(2)スケジュール
平成30年4月20日(金)必着
(電子メールの場合は、受信したメールソースの表示時刻に準じます。)
交付決定通知 平成30年5月下旬

(3)申請方法
所定の申請書に必要事項を記入し、下記の書類を添えて、データもしくは印刷物にてご提出ください。
※データの場合は、PDF形式にして1つのファイルにまとめて提出してください。
※印刷物の場合はホチキス止め不可、ファイリング不可
※提出書類は返却しません。申請書はウェブサイトからダウンロードしてください。
※資料の送付は容量が大きい場合(目安として5M以上)、可能なかぎりメールへの添付ファイルではなく、安全性が確保できるファイル転送サービスで送付ください。(2018年4月16日追記)

【提出書類】
①申請書(申請者略歴、企画書、予算書、チーム体制、スケジュール等)(様式1)
②法人・団体(任意団体含む)の場合は定款、役員名簿を添付。(様式なし)
③その他、本企画に関わる添付資料(過去の実績など)(様式なし)

■申請書類の提出先・お問合せ先

(1)データの場合
電子メールにて、メールアドレス(acy@yaf.or.jp)までお送りください。
メールの件名を「クリエイティブ・インクルージョン活動助成申請」としてください。メール本文に①申請者団体名もしくは個人名 ②担当者名 ③申請事業名 ④電話番号を明記してください。
*メール送信後、一週間以内に事務局から返信がなかった場合は、必ずご連絡ください。事務局からの受取に関する返信メールがなかった申請は、受理されておりませんので、ご注意ください。

(2)郵送・持ち込みの場合
【宛名】
公益財団法人横浜市芸術文化振興財団
アーツコミッション・ヨコハマ インクルージョン助成 係
【住所】
〒231-0023 横浜市中区山下町2 産業貿易センタービル1階
TEL 045-221-0212 EMAIL acy@yaf.or.jp

【持ち込みの場合の営業時間】
平日 9:00~17:00

■申請、連絡、打合せの方法について

本制度は、事務手続き上、日本語を書面に記しての申請が前提となります。また、採択後、事務局と電話、メール、対面等でコミュニケーションが必要となります。
申請までは、どなた様でも応募できるように、事務局で出来る限りのお手伝いをしますので、何でもお気軽にご相談ください。メール、電話、来館、どのような形でも結構です。
また、交付決定後の連絡や打合せの方法は、交付者に応じて決めます。

■助成採択後の義務

(1)ロゴの掲示
助成交付した活動が発行する全てのメディアに「助成 アーツコミッション・ヨコハマ」の表記とロゴマークの掲示をすること。

(2)書類の提出
事業終了後1ヶ月以内に指定の様式の報告書(様式3)と決算書(様式3別紙)に領収書等を添付し、提出すること。

(3)各種ミーティングへの出席
交付された個人、団体の申請代表者および実施責任者は、アーツコミッション・ヨコハマが招集する会議に出席すること。

(4)視察への協力
発表の際、審査員及び関係者への無償視察の枠を10名分提供すること(但し、定員が極少数の取組の場合は、別途視察会等での対応とします。)

(5)報告会への出席、報告書の提出
各年度末に開催する助成報告会にて活動報告のプレゼンテーションを実施すること。また、助成報告書を提出すること。

(6)調査への協力
アーツコミッション・ヨコハマが実施する当制度に関わる調査に協力すること。

■留意事項

  • 同一申請者への交付は連続3か年を限度とします。※年度ごとに審査・交付決定を行います。
  • 助成金は、交際費、接待費、飲食費、諸給与・事務所維持費、生活費への使用はできません。
  • 次のいずれかに該当する経費は交付対象外となります。
    ①本助成要綱による助成金のほかに横浜市から補助金又は助成金の交付を受けるもの
    ②政治的又は宗教的普及宣伝と認められる活動をするもの
    ③支出以上の収入が見込める活動をするもの
    ④公序良俗に反する恐れがある活動をするもの
  • 次に該当する人は申請できません。
    ①暴力団員等(暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律第2条第2号に規定する暴力団を
    いう。)
    ②市税及び横浜市に対する債務の支払い等の滞納がある方

■申請書のダウンロードおよびお問い合わせ先

PDF版 WORD版
申請書 ダウンロード ダウンロード
交付要綱 ダウンロード
アーツコミッション・ヨコハマ 助成受付係
アーツコミッション・ヨコハマ〒231-0023 横浜市中区山下町2
電話:045-221-0212 ファックス:045-221-0216
受付時間 9:00~17:00 ※平日のみ

申請書類

申請書(PDF版)

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申請書(word版)

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交付要綱(PDF版)

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採択事業

Future Feminism in Yokohama

新規

Artmingle(申請代表:海老澤 彩)

社会課題にアート通して創造的なアプローチをするチームが、横浜市内でフェミニズムをテーマにした展覧会、リサーチ、勉強会をする提案。時代と共に変化していくフェミニズムという言葉が持つイメージについて、国際的な視点、アートの視点を交えて日本社会と共有していくプロジェクト。申請内容の先駆性、同時代性を評価。申請は中長期的な取組みであり、今回は育成の意味も込めて、申請内容のうち横浜における勉強会や調査に関わる部分に助成する。歴史ある横浜の男女共同参画活動の取組みなどと交わり、思想や企画が深まることを期待する。

パラフォト2018取材プロジェクト

新規

NPO法人国際障害者スポーツ写真連絡協議会(申請代表:佐々木 延江)

横浜を拠点に、障害者スポーツをモチーフとした写真その他メディアによる表現を通じて、障害の有無や世代の差、国や地域の壁を越えた視点によるコミュニケーションを行い、人と人が相互に理解しあう社会の形成を目指す団体の取組み。既に取り組み実績がある中で、取材者側に当事者に参加してもらい育成していく提案を評価した。今回は既存の取材活動ではなく、その活動を社会に広げる部分について助成する。写真や映像系のクリエイターが関わり、社会包摂についてスポーツを通じたまちづくりから読み解くことで、新たな視点が都市にもたらされることを期待する。
横浜市内で活動するアーティスト渡辺氏が、ひきこもりの方々と協働し、彼ら/彼女らの部屋の写真を募集して、写真集を作る提案。本人が、過去にひきこもり当事者であり、それを題材とし作品を発表してきたアーティストである。今回の申請では、個人の作家活動から社会に変革を促すアートプロジェクトへ、本人の興味が移行しており、これまでの市内の活動から変化している。 申請者は、アートと福祉のジャンルを横断し、社会包摂やソーシャルデザインの要素を持ったプロジェクトを通じて、社会に存在する痛みや孤立についての可視化を行い、問題を社会に共有することを目指している。当事者にしかできない表現、準備・リサーチ・チーム構成等の計画性、横浜で実施する趣旨の明快さを高く評価した。社会の実状をアーティストの目を通して顕在化させることを期待する。

育て!メッセンジャー事業

新規

あしおとでつながろう!プロジェクト(申請代表:おどるなつこ)

横浜市内で、障がいの有無に関わらず、子どもから大人まで参加できるダンスのプログラムを実施する団体の活動。その活動の発展系として、これまで受講する側で参加してきた人達が、教える側に回る仕組みづくりを行う。昨年度の活動では、事業の受益者は障がい者だと捉えていたが、今年度はそうではなく、受益者は障がい者と共に暮らす社会の側と捉えなおしている。障がいのある人と一緒に仕事をつくる動きに変化したことを評価し、その実現を期待する。

YOKOHAMA KOTOBUKI INSIDE

新規

有限会社スタジオニブロール(申請代表:矢内原 充志)

寿町のすぐ近くに仕事場があるファッションデザイナー矢内原氏が、寿町に暮らす、働く、出入りする人達と対話し、服をデザインする。そのデザインをブックレットや展覧会、WEBメディアという形で発表する。全てを等しく内包していく創造性を“ファッション”で表していく創作活動。3年目で助成期間としては集大成の年であり、計画されるメディアの発行や展覧会を通じて、これまでの積み重ねを多くの人と共有し、活動が社会に広く周知されることを期待する。
市内在住の映画監督・坪田氏が、自身と家族を対象としたドキュメンタリー映画の上映、シンポジウム等を実施する提案。昨年度は映画を制作、今年度は、映画祭への出品や当事者などを迎えて意見公開していく上映プロジェクトを行う。テーマに関心がなくても観られる作品自体の質、作品を通じて変化していく当事者、横浜から世界へ作品を発信していくこと、シンポジウムを通じて対話を重ねていく取組みなどを評価し、同作品を通じて、障がいや当事者への理解が社会への広がることを期待する。

助成評価

本助成制度は、平成28年度から数えて3回目の募集である。今年度の申請数は昨年度から増えて30件(昨年度22件)であった。応募増は本制度への高いニーズを示しているが、クリエイティブ・インクルージョンという新しい施策を申請者や採択者と共に育てていく段階であり、今回の審査結果もそれを反映した形となった。

本助成制度の審査項目は、要項で以下をあげている。
①親和性:共感を高める仕組みを有し、社会へのひろがりが見込めるもの
②先駆性:社会に先駆けた活動であるもの
③実現性:企画、体制、場所の確保、予算、スケジュールの妥当性と進行管理能力があるもの
④継続性:将来への発展が期待できるもの
⑤影響力:将来的に社会へのインパクトを与える期待がもてるもの

今年のテーマ申請は、「Dance Dance Dance@YOKOHAMA2018」の開催年であることから、「ダンス・身体表現」とした。これ以外の「自由申請」も募集し、テーマ12件、自由18件の応募があった。うち採択されたものは6件で、新規採択3件、継続採択3件、テーマ申請が1件、自由申請が5件となった。
採択されたものは、創造都市施策やクリエイティブ・インクルージョンの取組みの趣旨をよく理解したものであった。ほとんどのテーマ応募が、テーマに則していたが、助成趣旨には則していなかった。

報告書

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