〇私道かぴ/展示
『団地のこえ』
■会期
2024年1月7日(日)~2月4日(日)11:00~17:00
(11:00から30分毎に店頭で音声が再生されます。最終音声開始16:30)
■休場日
月・木曜日
■会場
左近山アトリエ131110(横浜市旭区左近山16-1 左近山団地1-31-110)
2023年11月に左近山アトリエ131110に滞在し、左近山のコミュニティの方と交わり、暮らす人の話を聞き、脚本を書いた音声作品の展示。読む/聞く/歩くことで多面的に100年前から100年後までの左近山団地の声に出会うことができます。
森林が広がっていた丘陵地が開拓され、今から56年前の1968年に誕生した左近山団地。当時この巨大団地に入居した働き盛り世代も、今では年を重ね、団地内には高齢の方々の姿が目立ちます。しかし活気がないのかと言うとそうではなく、すれ違いざまに挨拶を交わす姿や、各所に設置されたベンチで年代問わず談笑する様子、下校時間になれば小学生たちが集団で賑やかに歩く光景が見られます。道は舗装され、四季折々の植物が目を楽しませ、晴れた日には美しい富士山を拝むこともできる。「ここはいいところですよ、住み良いです」という言葉を、もう何度聞いたかわかりません。私が今回の滞在で話すことができたのは、下は3歳から上は99歳まで。様々な時代を生きた人々の話を(時には人でない生物の話も)脚本にまとめ、俳優に読んでもらった音声作品を、左近山アトリエ131110で展示します。アトリエで珈琲片手に展示を楽しむもよし、脚本をまとめたリーフレットを片手に団地内を散策するもよし。ぜひ左近山団地にお越しください。(私道かぴ)
〇坂本夏海/ワークショップ
“Dismantling Motherhood”
■日時
2024年1月6日(土)、7日(日)
■会場
Murasaki Penguin Project Totsuka(横浜市戸塚区戸塚町4247-21地下1階)
※参加者の募集、および一般公開は行いません
「母」という言葉を解体し、母親業がもつ「他者をケアする能力」を「ひらく」ことを目指して公募であつまった横浜在住の母親たちと、約半年間にわたりクリエイティブな複数の実践を共に行う実験的なアートプロジェクト“Dismantling Motherhood” 。2023年9月から6名が集まり、毎月のオンライン座談会、10月に2日間のワークショップを行ってきました。
1月のワークショップでは、「Sharing Labour, or endless circle / 労働の共有、あるいは無限の輪」「gesture of rest / 休息のジェスチャー」をテーマにパフォーマンス、朗読のワークショップを行い、その様子を撮影します。
2023年度アーティスト・フェローの滞在日時などの詳細は、随時こちらのページにて更新していきます。