〇野村眞人/上演+展示
『分身と観客』
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■開催日
11月2日 (土)~11月4日(月・祝)
・上演 13:00~
料金:2000 円 要予約
・展示 15:00~19:00(最終入場18:30)
入場無料 予約不要
■会場
アートスタジオ アイムヒア(横浜市南区弘明寺町259 GM2ビル2F)
京都で演出家として活動をしている野村眞人です。演出家として活動をしながら、2年前からは京都の福祉施設で世話人という仕事もしています。長野県に生まれ、愛知県で育ち、大学進学に伴って京都で暮らし始め、2016年から演出家としての活動を始めました。そして、2020年のコロナ禍中おいて制作した『わたしが観客であるとき』という作品をきっかけに、精神医療の現場や福祉施設でのリサーチ、あるいは青森県の津軽にある墓を中心とするフィールドワークなどを始め、上演作品だけでなく、映像や展示での作品発表にも取り組むようになりました。
思い返せば、いつも重要だったのはまず誰かと出会うことでした。わたしとその誰かとの関係の中で演劇が始まる実感がありました。それは、言い換えれば、観客は誰なのか、観客席はどこにあるのか、という地点まで巻き戻して(出かけて行って)演劇を考えることだと言えるかもしれません。今では、上演と展示どちらも、わたしと出会った相手との関係性の中で観客席を構想し、わたしが客席の中のひとりに混ざるものが上演、わたしの観客席を開け渡すものが展示に分化していく、というイメージを持っています。
今回は、こうした活動を進めてきた中で生まれた「分身」や「観客」というキーワードで近年の作品や活動を編集し、演劇作品の上演と展示として発表します。同時に、この企画を通して、わたしがわたしの観客になれたらいいなと思っています。(野村眞人)
2024年度アーティスト・フェローの開催するイベント情報は、随時更新していきます。