募集終了 2022年度 U39アーティスト・フェローシップ助成

2022年度 U39アーティスト・フェローシップ助成

【助成趣旨】

アーツコミッション・ヨコハマ(略称:ACY、公益財団法人横浜市芸術文化振興財団運営)は、横浜市が文化芸術創造都市の一層の推進を図るべく展開するクリエイティブ・チルドレン(*)の理念に基づき、横浜の創造環境から芸術文化を発信すべく、次世代のアーティストのキャリア形成を支援する助成制度を2016年度より実施しています。

フェローに選出されると、ACYを通じて、年間の活動経費の一部に対する助成金をはじめ、横浜での活動を中心に様々な支援が行われます。アートを通じて社会に新たな価値を提示し、国内外での活躍を目指す新進アーティストの皆さんからの、チャレンジに満ちたご応募をお待ちしています。申請方法など、ご不明な点についてはお気軽にご相談ください。


(*)「クリエイティブ・チルドレン」とは
横浜市では、子どもたちの豊かな創造性や感受性を育むとともに、多様で優れた文化芸術を継承・発展させ、創造するために、その担い手となる才能豊かな新進アーティストなど、将来の芸術家の芽を育む取組を推進し、ライフステージに応じた次世代育成(クリエイティブ・チルドレン)を幅広く展開しています。


(注意事項)本制度は、3月に開催される横浜市会、公益財団法人横浜市芸術文化振興財団理事会による承認をもって正式に予算が確定するものです。

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この記事のURL:https://acy.yafjp.org/grants/2022/67623/

募集要項

1.対象

【対象者】
以下の条件をすべて満たすアーティスト個人を対象とします。

(1)美術、舞台芸術の分野において活動する芸術家
(2)2023年3月31日時点で39歳以下であること
 ※2021年度に助成を受け、再申請する場合にはこの限りではありません。
(3)2022年度に創作を行う活動拠点が横浜市内にあること

【助成期間】
2022年5月1日から2023年2月28日まで

 

2.助成内容

【資金支援】 100万円/年
※助成金は、採択直後に策定いただく年間活動計画書の受理後、相談に応じて支払日を決定
※交付対象者は助成金前払いの申請と請求書を提出することで、交付決定額の最大80%の前払いが可能
※以下の経費は助成対象外です:交際費、接待費、飲食費、諸給与、事務所維持費、生活費

(対象経費 例)
出演料、企画料、調査にかかる費用(宿泊費・交通費含む)、作品制作にかかる資材費・機材費、会場使用費、印刷費、郵送費、保険料など事務費、著作権料、事業当日運営費、その他制作活動にあたって必要な経費として認められるもの


【人的支援】

キャリア形成に寄与すべく、交付対象者の目的に沿った相談・情報提供や人材のマッチングを行います。また、関係者向けの会合等への参加を促すなど、ネットワーキングを支援します。

【広報支援】
チラシ等広報物の配架、WEBマガジン「創造都市横浜」、ヨコハマ・アートナビなど、財団が持つ広報ツールを活用。また、助成活動を紹介する展示の開催を予定しています。

 

3.選考について

(1)選考方法 ※4/11更新
専門家からなる審査会にて書類および面談選考を行います。
一次選考:書類選考
面談日時:2022年5月26日(木)
会場:横浜市内にて調整中

■審査員(敬称略/順不同)
相馬 千秋(NPO法人芸術公社代表理事、アートプロデューサー)
藤原 徹平(フジワラテッペイアーキテクツラボ代表、横浜国立大学大学院Y-GSA准教授)
山峰 潤也(東京アートアクセラレーション共同代表、ANB Tokyoディレクター)
小野 晋司(横浜赤レンガ倉庫1号館館長、チーフプロデューサー)
木村 絵理子(横浜美術館主任学芸員)

(2)選考のポイント
独創性:手法や形態、また思想や題材など、優れた発想や独自性を有した活動や芸術創造が期待される
影響力:当該分野に対し、また分野を越え、次代の価値や活力をもたらす活動や芸術創造が期待される
実現性:計画および資金使途が明確であり、活動規模や計画進行が妥当である

 

4.申請

(1)申請期間
2022年4月15日(金)23:59必着(4/11更新)

※採択予定:2022年5月下旬

(2)申請方法
所定の申請書に必要事項を記入し、以下の書類を添えて、データにてご提出ください。
申請書・助成金支出計画書はウェブサイトからダウンロードしてください。

 

【提出書類】
①交付申請書(様式1)
②ポートフォリオ(活動内容がわかる画像を含む)
※舞台芸術分野での応募は、最近の主要な作品の映像資料1つを含む
※映像の送付は、オンラインストレージまたは動画共有サイトのリンクにて

③申請者の顔写真1点
※採択時、広報資料としても使用させて頂きます。クレジットがある場合は合わせてお知らせください。(和/英併記)
④自作について新聞、雑誌、ウェブサイトなどで第三者から批評されたもの(任意提出)

 

5.申請書類の提出先・お問合せ先

電子メールにて、メールアドレス(acy@yaf.or.jp)までお送りください。

メールの件名を「U39アーティスト・フェローシップ申請」としてください。
メール本文に①申請者名 ②電話番号を明記してください。
※メール送信後、一週間以内に事務局から返信がなかった場合は、必ずご連絡ください。
受取に関する事務局からの返信メールがなかった申請は、審査いたしません。

※メール一通のデータサイズが大きい場合(目安として5MB以上)は、ファイル添付でなく、安全性が確保できるオンラインストレージ等をご活用ください

 

6.助成交付決定後の義務

(1)交付決定後、速やかな年間活動計画書および助成金支出計画表の策定・提出
(2)助成年度の期末に開催する報告会での活動プレゼンテーションおよび助成報告書の提出
(3)助成年度の期中に開催する会議等の出席
(4)助成期間中での下記のいずれかの実施
・作品の制作、並びに横浜市もしくは海外での発表
・作品集の制作・発信
(5)助成対象活動の視察招待枠のご案内
  ※審査員および関係者視察として、市内発表は10名分、市外発表は3名分
(6)助成対象活動でのクレジット表記およびACYロゴマークの掲示
(7)プロフィールへの本事業「ACY-U39アーティスト・フェローシップ」の参加の記載
  ※ただし、字数制限によって難しい場合はこの限りではありません
(8) ACYが実施する記事制作・助成活動紹介展制作および調査への協力

 

7.留意事項

本助成では、助成期間中はアーティスト活動に専念することを前提としています。やむを得ない事情により、助成期間中にアーティスト活動を休止または停止したり、交付決定後の義務を遂行できなくなった場合は、直ちに報告してください。助成金の一部または全額を返還していただく場合があります。

・本助成事業が終了しない限り、同一申請者は連続2か年まで申請することができます。
但し、年度ごとに申請が必要です。また、審査・交付決定も、年度ごとに行います。
・助成金は、交際費、接待費、飲食費、諸給与・事務所維持費、生活費への使用はできません。
・天災地変その他やむを得ない事情によって、予定された申請活動が遂行できなくなった場合は、交付決定における内容および条件を変更する場合があります。

・次のいずれかに該当する経費は交付対象外となります。
①本助成要綱による助成金のほかに横浜市から補助金又は助成金の交付を受けるもの
②政治的又は宗教的普及宣伝と認められる活動をするもの
③支出以上の収入が見込める活動をするもの
④公序良俗に反する恐れがある活動をするもの
・次に該当する人は申請できません。
①暴力団員等(暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律第2条第2号に規定する暴力団をいう。)
②市税及び横浜市に対する債務の支払い等の滞納がある方

 

■お問い合わせ

アーツコミッション・ヨコハマ 助成受付係
〒231-0023 横浜市中区山下町2
電話:045-221-0212 E-MAIL:acy@yaf.or.jp
受付時間 9:00~17:00 ※平日のみ

■審査員プロフィール(敬称略/順不同)

 

Photo: Naoaki Yamamoto


相馬 千秋

NPO法人芸術公社代表理事。アートプロデューサー。演劇、現代美術、社会関与型アート、VR/ARテクノロジーを用いたメディアアートなど、領域横断的な同時代芸術のキュレーション、プロデュースを専門としている。過去20年にわたり日本、アジア、欧州で多数の企画をディレクション。その代表的なものは、フェスティバル/トーキョー初代プログラム・ディレクター(2009-2013)、あいちトリエンナーレ2019および国際芸術祭あいち2022パフォーミングアーツ部門キュレーター、シアターコモンズ実行委員長兼ディレクター(2017-現在)、豊岡演劇祭2021総合プロデューサーなど。2015年フランス共和国芸術文化勲章シュヴァリエ受章、2021年芸術選奨(芸術振興部門・新人賞)受賞。立教大学現代心理学部映像身体学科特任准教授(2016-2021)を経て、2021年より東京藝術大学大学院美術研究科准教授(グローバルアートプラクティス専攻)。

 

藤原徹平
建築家、横浜国立大学大学院准教授、フジワラテッペイアーキテクツラボ主宰。
建築のデザインだけでなく、アートフェスティバルの企画や基本構想、地域産業の再生、まちづくりや教育プログラムの企画など横断的に地域の暮らしのデザインに取り組む。
主な作品に<等々力の二重円環>、<代々木テラス>、<稲村の森の家>、<クルックフィールズ>、<那須塩原市まちなか交流センター くるる>、<リボーンアートフェスティバル2016,2017,2019>、<横浜トリエンナーレ2017>など。2013年より宇部ビエンナーレ選考委員、展示委員を務める。著書に『7inch Project〈#01〉Teppei Fujiwara』など。主な受賞に横浜文化賞 文化・芸術奨励賞、日本建築学会作品選集 新人賞、日本建築士会連合賞奨励賞、東京都建築士会住宅建築賞など。

 

Photo: ittetsumatsuoka

山峰 潤也
キュレーター、一般財団法人東京アートアクセラレーション共同代表。1983年生まれ。東京都写真美術館、金沢21世紀美術館、水戸芸術館現代美術センターにて、キュレーターとして勤務。主な展覧会に「ハロー・ワールド ポスト・ヒューマン時代に向けて」、「霧の抵抗 中谷芙二子」、「恵比寿映像祭(第4回-7回)」や台湾国立美術館で2021年10月から開催の「世界不隨人類生滅 The world began without the human race and it will end without it.」などを国内外でキュレーション。2020年秋に六本木にオープンしたANB Tokyoのディレクターを務める。テレビ朝日「アルスくんとテクネちゃん」監修、「KAWS TOKYO FIRST」日本側監修、<AERA & 朝日新聞> 21世紀ををつくるニッポン人名鑑、2015年度文科省学芸員等在外派遣研修員、東京工芸大学/学習院女子大学非常勤講師、文化庁アートプラットフォーム事業、文化庁文化経済戦略事業、文化庁メディア芸術祭、アートコレクティブTokyo Photographic Research、Tokyo Photogprahic Research副代表、日本美術オーラル・ヒストリー・アーカイヴ、などに携わるほか、執筆・講演など多数。

 

小野晋司
横浜赤レンガ倉庫1号館館長、(公財)横浜市芸術文化振興財団理事/チーフプロデューサー(ダンス)。2022年12月の開催で28回目を迎える「ヨコハマダンスコレクション」や「HOTPOT東アジア・ダンスプラットフォーム」をプロデュースし内外のアーティストや制作者、フェスティバルや劇場と協働。ベルギー王冠勲章シュヴァリエ章受章。横浜の街全体を舞台に繰り広げる3年に一度のダンスの祭典「Dance Dance Dance@YOKOHAMA 2015/2018」事務局長。(一社)ダンス・ニッポン・アソシエイツ理事、日本ダンスフォーラム(JaDaFo)メンバー、AND+(Asia Network for Dance)コアメンバー。

 

Photo: KATO Hajime

木村絵理子
横浜美術館・主任学芸員。2005年展から横浜トリエンナーレに携わり、2020年展では企画統括。近年の主な展覧会企画に、”HANRAN: 20th-Century Japanese Photography”(National Gallery of Canada、2019)、「昭和の肖像:写真でたどる『昭和』の人と歴史」(2017)、「BODY/PLAY/POLITICS」(2016)、「蔡國強:帰去来」(2015)、「奈良美智:君や 僕に ちょっと似ている」展(2012)、「高嶺格:とおくてよくみえない」展(2011)、「束芋:断面の世代」展(2009-10)ほか。この他、關渡ビエンナーレ・ゲストキュレーター(2008、台北)、釜山Sea Art Festivalコミッショナー(2011)など。

申請書類

交付申請書(様式1)

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Excelが使用できない場合は、事務局までご連絡ください。

交付要綱

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採択事業

ダンサー・振付家。自身の作品を発表しながら劇場、音楽ライブ、メディアなど様々な領域で活動。ソロ作品「ミモザ」(2015)は初演以来3ヶ国9都市で上演。また笠井叡をはじめ多数振付家作品に出演、海外ツアーに参加。近年はオーケストラ、他ジャンルのアーティストとのコラボレーション、グループ作品、映画の振付もおこなう。第2回セッション・ベスト賞、第6回エルスール財団新人賞受賞。Dance Base Yokohamaレジデンスアーティスト。めぐりめぐるものを大切にして踊っている。
アーティスト。1990年長野県生まれ、神奈川県在住。2018年東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。レクチャーの形式を用いた「語り」の芸術実践を行っている。日本が辿ったいびつな近代化への道のりや、大文字の歴史からこぼれ落ちてしまった出来事が物語る歴史の複数性への関心から調査を行い、物語を構築する。最近の活動に『オバケ東京のためのインデックス』(シアターコモンズ、2021年〜)『TWO PRIVATE ROOMS – 往復朗読』(⻘柳菜摘との共作、2020年〜)など。
アーティスト。東京藝術大学大学院後期博士課程映像研究科に在籍。日本とオランダを拠点に研究、制作を行う。 さまざまな場所のフィールドワークをベースに、そこに住む人々を起用してプロジェクトを立ち上げていく。映像インスタレーション、ワークショップなどを用い、歴史をオルタナティブなかたちで再演することを試みる。 主な個展に2020年「Girls Got Golds」puntWG(アムステルダム)、主な上映に2022年「TENT Online Cinema」TENT Rotterdam(ロッテルダム)など。
振付家・ダンサー。7歳から地元鹿児島でよさこい踊りやジャズダンスなど様々なダンスに取り組む。桜美林大学在学中に木佐貫邦子にコンテンポラリーダンスを学び、以降はダンス、演劇を問わず客演を重ねる。2013年「ケダゴロ」を結成し、以降、全作品の振付・構成・演出を行う。自身のソロ活動も併行して行い『オムツをはいたサル』(2017年初演)は国内外10カ所以上のフェスティバルで上演し多数の賞を獲得。横浜ダンスコレクション2017「最優秀新人賞」「タッチポイント・アート・ファウンデーション賞」受賞。2021年には韓国国立現代舞踊団委嘱作品として『黙れ、子宮』(振付・出演)を上演。2022年度より公益財団法人セゾン文化財団セゾンフェローI。
映像作家、編集者。香港生まれ。2022年東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。映像作品やレクチャーパフォーマンスの制作を通して「家族」の定義を捉え直す。国や組織が作る複数の家系図を用いた修了制作の「家族に関する考察のトリロジー」を、TOKAS-Emerging 2022の個展として発表(トーキョーアーツアンドスペース本郷、2022年)、および横浜国際舞台芸術ミーティング(YPAM)フリンジ2021にて自宅で上演。現在、「Bauhaus Lab 2022: Camps for Liberation」(バウハウス・デッサウ財団)のプロジェクトリサーチャーとしてドイツに滞在中。

助成評価

2022年度 U39アーティスト・フェローシップ 申請状況について

本助成は、横浜から世界に芸術文化を発信する次世代のアーティストを育成し、そのキャリアアップを支援するための助成制度として2016年度より始まり、今回で制度名称を変更しながら7回目の募集となる。

申請状況については、56件の申請が寄せられ、内訳は、美術分野29件・舞台芸術分野27件となった。(2021年度実績:申請総数47件)※分野は申請者の申告による

応募56件中、所在地別分布では、横浜市32件(57%)、市外神奈川県6件(10%)、東京都14件(25%)、その他地域4件(7%)。昨年度応募における所在地分布と比べて、おおむね同割合であった。年齢分布は平均年齢32才、30代43件(77%)、20代13件(23%)となり、昨年度状況と比べ、わずかに上昇している。

選考委員会は、5名の有識者による審査員で構成される。選考にあたっては、それぞれ助成趣旨のほかに下記、選考のポイントを掲げ、各項目について選考時の基準とした。

選考のポイント
独創性:手法や形態、また思想や題材など、優れた発想や独自性を有した活動や芸術創造が期待される
影響力:当該分野に対し、また分野を越え、次代の価値や活力をもたらす活動や芸術創造が期待される
実現性:計画および資金使途が明確であり、活動規模や計画進行が妥当である

審査員(敬称略/順不同)
相馬 千秋(NPO法人芸術公社代表理事、アートプロデューサー)
藤原 徹平(フジワラテッペイアーキテクツラボ代表、横浜国立大学大学院Y-GSA准教授)
山峰 潤也(東京アートアクセラレーション共同代表、ANB Tokyoディレクター)
小野 晋司(横浜赤レンガ倉庫1号館館長、チーフプロデューサー)
木村 絵理子(横浜美術館主任学芸員)

以上の方針の上で、審査員による申請書査読と面談を経た後、選考委員会を開催した。
結果採択は5件(うち前年度継続2件、採択率9%)となった。

報告書

審査総評

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