2022年度 イベント

ACYフォーラムvol.2
「横浜の暮らしから見える文化とまちづくり」

アーツコミッション・ヨコハマ(ACY)が注目する場と人を紹介し、創造性を軸に横浜の地域の未来を議論するACYフォーラム。昨年8月ACY15周年記念で開催しまして、好評をいただきましたので第2回目を開催します。

前回「クリエイターとともに都市の芸術の交わる“新領域”をさがす」をテーマに行いました。今後はこのテーマをより具体化していくために「横浜の郊外地域における文化の多層化と複合化」へと深めていきます。

今回vol.2は「横浜の暮らしから見える文化とまちづくり」という題で、いま住宅地に増えているクリエイティブな拠点とその活動を紹介します。現在、横浜各地で町に変化をもたすことや、自分たちが欲しい暮らしを行っていくことを目的に、複数の拠点を線や面でつなぐことを意識した活動が、個人や仲間内、企業の手によって行われています。これらは、コミュニティスペースや、アトリエ、小商い、住居などで、拠点の間にある公共空間を入会地のように上手に使いながら町との接続をはかり、複合的に展開されています。こうした動きは、既存の自治会や商店会などと並行、連携、複合しながら町に新たなコミュニティの層を積み重ねていくように見えます。

ACYは、この多層化していく地域に芸術を挿入することで、芸術も地域も、もっと面白くなるのではないかと考え、現在新たな取り組みを検討しています。まずはお互いに学びあおうと、実際に活動している担い手の皆様をお呼びし、交流の機会にもなるよう本フォーラムを開催します。


日 時:2023年3月21日(火・祝)15:00~17:00
会 場:BUKATSUDO HALL(横浜市西区みなとみらい2-2-1ランドマークプラザ地下1階)
参加費:500円
定 員:30名
主 催:アーツコミッション・ヨコハマ(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)

申 込:Peatixにてお申し込みください。


第一部(15:00~16:00)

各地の暮らしのご紹介


①中山(緑区)、古民家発、シェアハウスからシェアライフへ

登壇者:大谷 浩之介(753プロジェクトメンバー)
ご紹介する場所:753 VILLAGE

横浜市緑区にある中山という町の、さらに静かでちいさな一角で、「753」という名を持つ、ひとつの家族のような、チームのようなコミュニティがあります。
はじまりは界隈の土地を持つ大家さんが、空き家になったおうちを買い戻し、みんなに場を開放したことから。そこには農業をするシェフや、醤油づくりをする人や、建築家、自主保育の推奨者などなど、外の町から「何かにおうぞ」とみるみる集まり、自然発生的にカフェを開いたり、マルシェを催したり。自分たちの暮らしを自分たちでつくり、楽しみ、分かちあい、つながっていく。
芽が出てふくらんで、長くちょっとずつ、大きな木のようにのびのび伸びてく、もっかまっ最中なのです。

 

②篠原町(港北区)、住民が愛する元郵便局を改装してコミュニティの場に

登壇者:若林 拓哉(株式会社ウミネコアーキ代表取締役・つばめ舎建築設計パートナー)
ご紹介する場所:ARUNŌ -Yokohama Shinohara-

1975年に建てられた旧・横浜篠原郵便局の跡地が、誰もが気軽に足を運び、ごはんを食べ、お店を出し、住まい、人と繫がり、地域を知ることができる場「ARUNŌ -Yokohama Shinohara-」へと生まれ変わりました。
コンセプトは“未知への窓口”。初めてのヒトと交流したり、体験したことのないモノ・コト・バに触れたり、新しいお店に挑戦したり…。ここを訪れれば、きっとまだ知らない自分に出会える。そんなセカイに繋がる窓口があなたを待っています。

 

③星川・天王町(保土ケ谷区)、高架下をひらいて暮らしをアップデート

登壇者:小杉山 祐昌(株式会社相鉄アーバンクリエイツ 事業推進部)
    相馬 由季(YADOKARI株式会社 事業推進室/エリアイノベーションユニットマネージャー)
ご紹介する場所:星天qlay

これからの時代、暮らしや人生に、どれだけ遊びを取り入れられるかが、人生の幸福度を左右する。人はいつ成長を感じるのだろう。思いきって一歩を踏み出し、新たな自分に出会えたときではないだろうか。
国籍、性別、年齢に囚われず変化を楽しむ人は、学びにおける個性、消費における責任、働き方における自立、コミュニケーションにおける無駄など、好奇心を大切に生きている。
まちに散りばめられた遊び心が人を豊かにする。そんな人々が繋がり、やがてまちにエネルギーが満ちていく。
生きかたを、遊ぼう。つながろう、星天。

 

④藤棚(西区)、南太田(南区)他。小さくはじめる人が集まり、地域とつながり、商う

登壇者:永田 賢一郎(建築家、YONG architecture studio)
ご紹介する場所:藤棚デパートメント、他

藤棚デパートメントは、日替わりカフェや料理教室が開けるシェアキッチンと設計事務所、書店を兼ねた地域のコミュニティスペースです。「週末だけお店をやってみたい!」「自分の得意なコトを教えたい!」など、みんなの「やりたい!」を実践する場所として横浜・藤棚一番街の真ん中にオープンしました。
買い物ついでにふらっと立ち寄れる場所で、小さな店をやってみませんか。

※説明文はHPより抜粋

第二部(16:15~17:00)
「横浜の暮らしから見える文化とまちづくり」登壇者によるクロストーク

第一部のメンバーにコメンテーターを加えて、前半を振り返り、暮らしから見える文化とまちづくりについて、お話します。

登壇者:大谷 浩之介、若林 拓哉、小杉山 祐昌、相馬 由季、永田 賢一郎
コメンテーター:後藤 清子(株式会社ピクニックルーム 代表取締役)、下吹越香菜(アカデミック・リソース・ガイド株式会社取締役)

 


【登壇者プロフィール】

大谷 浩之介(753プロジェクトメンバー)
2013年に「753プロジェクト」を立ち上げ、2014年より横浜市緑区中山在住。東京の社会教育の現場で地域住民のコミュニティ形成支援に携わったのち、横浜で多様な主体による共創事業に携わる。自宅をシェアハウスとしながら、地域の空き家活用を進めてきた。楽しんで暮らしをつくることに邁進中。2009年より取り組む手づくり醤油の活動では、搾り師を担う。

若林 拓哉(株式会社ウミネコアーキ代表取締役・つばめ舎建築設計パートナー)
1991年神奈川県横浜市生まれ。2016年芝浦工業大学大学院修了。同年よりフリーランスとして活動開始。2022年法人化。建築設計だけでなく企画・不動産・運営の視点からトータルデザインし、建築の社会的価値を再考する。主なPJに、「新横浜食料品センター」(SDレビュー2022入選)、高知市・菜園場商店街のまちやど「まちの別邸 緝」(2022年)、主著に『小商い建築、まちを動かす!』(2022年、ユウブックス)、『わたしのコミュニティスペースのつくりかた』(2023年、ユウブックス)等。

小杉山 祐昌(株式会社相鉄アーバンクリエイツ 事業推進部)
1980年神奈川県横浜市生まれ。2005年法政大学大学院工学研究科修了。同年 相模鉄道(現:相鉄ホールディングス)(株)へ入社。鉄道の建設部門を経験し、横浜市への派遣を経て、現職の(株)相鉄アーバンクリエイツへ出向。星川・天王町間の高架下開発や、沿線の既存施設を活性化する計画を担当。

相馬 由季(YADOKARI株式会社 事業推進室/エリアイノベーションユニットマネージャー)
1989年生まれ。早稲田大学文化構想学部卒。「BESSの家」を展開する(株)アールシーコアにて法人企画・営業を経験後、YADOKARI(株)にてタイニーハウス等可動産を使った遊休地利活用施設の企画や、コーポレートブランディング・メディアソリューション等を行う。

永田 賢一郎(建築家、YONG architecture studio主宰)
1983年東京出身。横浜でストリップ劇場跡を改修したシェアスタジオ「旧劇場」を始め、商店街の空き店舗を活用した設計事務所兼シェアキッチン「藤棚デパートメント」、空き倉庫を活用したシェアアトリエ「野毛山kiez」など、地域のストックを活用した拠点づくりを展開。2020年より長野県北佐久郡立科町地域おこし協力隊兼任。横浜と長野で二拠点活動中。

後藤 清子(株式会社ピクニックルーム 代表取締役)
シンクタンクや制作会社等を経て、2016年より子育て支援事業へ参入。2017年株式会社ピクニックルームを設立、同年企業主導型保育事業「ピクニックナーサリー」、翌年放課後児童向け事業「ピクニックスクール」を開設。2019年からは地域食堂「さくらホームレストラン」も運営。横浜・関内地域の子どもを中心とした多世代交流を軸に、まちづくりや人材育成についての事業を構築している。

下吹越香菜(アカデミック・リソース・ガイド株式会社取締役)
1989年鹿児島県指宿市生まれ。2016年英国エセックス大学大学院応用言語学修士課程修了。帰国後、アカデミック・リソース・ガイド株式会社(arg)にてプロジェクトマネージャーを経て現職。主に図書館を中心とする公共施設整備事業に携わり、住民との共創による公共デザインに伴走する。図書館専門誌Library Resource Guide(LRG)第39号「子育て支援と図書館」責任編集。3歳児育児中。

 

お問合せ:アーツコミッション・ヨコハマ(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)
TEL:045-221-0212
Email:acy@yaf.or.jp

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