2025年度 イベント

敷地理 公演「水を泳ぐ蝶」

2024年度アーティスト・フェロー 敷地理による公演「水を泳ぐ蝶」を開催します。


想いを寄せる恋人の服を身に付けた女性(を演じる男性)が、井戸の水面に自らの姿を映し、その水面に映る恋人に似た面影を恋い慕いながら舞うという、能の演目「井筒」の一部に注目します。その物語を図形楽譜とも舞踊譜とも見れる官能小説として書き換えることを出発点に、この独りのデュエットをモチーフに、一対一で踊る官能的なラップ・ダンスとして作り直してみます。このパフォーマンス(ラップダンス)は10-15分程度となります。基本的にお互いの身体の接触はなく、事前の説明と同意を持って行われます。また観客はダンサーに触れることはできません。パフォーマンスの会場では、lapdanceはダンサーと観客の二人によってのみ行われますが、第三者としてのスタッフが同じ空間に同席し、観客とダンサーが完全に二人きりになることはありません。また第三者がラップダンスを見ることはありません。


■開催日時
2025年12月8日(月)~11日(木)21:30~23:45 / 23:45ラストオーダー

■上演時間
10-20分

■会場
横浜市内のホテル(住所非公開・YPAMセンターより15分圏内)

■料金
自由料金制(¥2,000から)/事前予約制
購入:YPAMチケットサイト

主催:敷地理/アーツコミッション・ヨコハマ(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)

令和7年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業


敷地理

1994年生まれ。ブリュッセルを拠点に活動。2024年P.A.R.T.S.(Performing Arts Research and Training Studios)修了(ダンス)。2020年東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。身体における自己同一性や自己所有の概念を探求するパフォーマンスやインスタレーションを制作している。ASMIRの視覚化など、WET(Weird Erotic Tensions:奇妙な性的緊張)な動きを参照することの多い作品は、私たちの身体について抱く思い込みが、観客の視線によってどのようにコード化されているのか、そしてその眼差しの政治性と暴力性について考察している。横浜ダンスコレクション2020若手振付家のための在日フランス大使館賞受賞。Forbes JAPAN 2023 Under30。2023年ポーラ美術財団研究員。2024年ACYアーティスト・フェロー。

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