1.対象
アーティスト・クリエーターが企業・NPO等と協働して行う「クリエイティブ・インクルージョン」の推進に資する活動を対象とします。
(1)テーマと活動内容
応募には、「テーマ応募」と、「自由応募」の2種類があります。なお、審査会では、「テーマ応募」の採択を優先します。
「テーマ応募」
「ヨコハマ・パラトリエンナーレ2017(※)」の開催年であることから、今年のテーマは「障害ある方と多様な分野のプロフェッショナルの協働から生まれ、社会に新たな気づきをもたらす表現活動、新たな価値を創造するインクルーシヴデザインの取り組み」とします。
(※)今年は、障害のある方と多様な分野のプロフェッショナルの協働から生まれる現代アートの国際展「ヨコハマ・パラトリエンナーレ2017」を「ヨコハマトリエンナーレ2017」と連携して、開催します。
本助成は、平成26年(2014年)度にアートの力で人々の出会いと協働の機会を創出し、誰もが居場所と役割を実感できる地域社会の実現を目的として「ヨコハマトリエンナーレ2014」の会期にあわせて初めて実施されました。
平成29 (2017)年度は、フェスティバルの開催に向けた準備期間から、衣装づくりや舞台美術づくりなどの制作を通して、障害のある方を含む多様な市民とアーティストやクリエーターがともに参画し、お互いが学び合う場を創出します。さらに「ヨコハマトリエンナーレ2014」での経験を踏まえ、障害のある方をはじめとする参加者のアクセス向上に取り組むとともに、横浜ならではの祝祭感のあるイベントを目指します。
「自由応募」
上記テーマ外の取り組みを提示してください。
芸術の創作、芸術鑑賞機会のアクセス向上に繋がる取り組み、広告的アプローチ、グラフィック、プロダクトやファッションデザイン、建築における実験的デザイン、テクノロジーとの融合などを想定していますが、自由な発想を期待しています。
(2)実施場所
原則として横浜市内。
(活動の一部について海外を含む市外で発表する際は、その経費を認めるか否かを審査で検討しますので、その旨を記載してください。)
(3)対象期間
平成29年4月1日~平成30年2月28日に実施されるもの
*原則、上記内に執行された経費を認めます。但し、審査前に完了する活動は認めません。
(4)その他
横浜市及び横浜市が出資する公的団体が「主催(委託含む)」、「助成金を交付」する事業は、対象になりません。(例:主催として各指定管理施設、創造界隈拠点などが入るもの。)但し、「共催」「協力」「後援」等で、市関連予算が交付されていない場合は、対象になります。
2.助成金額
上限200万円/年 *申請金額を決めて応募ください。
(対象経費のACY助成率:初申請制限なし、継続申請の場合、総予算の1/2以内)
※助成金の額は、事業予算の範囲内で決定されるとともに、審査の結果が助成金の額に反映されるため申請額すべてを満たすとは限りません。
<助成対象経費>
出演料、企画料、デザイン料、制作費、会場使用費、印刷費、郵送費、保険料など事務費、著作権料、事業当日運営費、その他制作活動にあたって必要な経費と認められるもの
<助成対象外経費>
交際費、接待費、飲食費、諸給与、事務所維持費、生活費
3.審査・評価
(1)審査の方法
専門家からなる審査会にて選考します。
専門家からなる審査会にて一次審査(書類審査委)
二次審査は、一次審査委通過者のみ面談にて行います。
面談日時は、申請締切日より前に決定してこちらで通知します。
場所:横浜市芸術文化振興財団事務局(横浜市中区山下町2)
(2)審査のポイント
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①親和性:共感を高める仕組みを有し、社会へのひろがりが見込めるもの
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②先駆性:社会に先駆けた活動であるもの
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③実現性:企画、体制、場所の確保、予算、スケジュールの妥当性と進行管理能力があるもの
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④継続性:将来への発展が期待できるもの
⑤影響力:将来的に社会へのインパクトを与える期待がもてるもの
【参考】
事務局では、本助成の趣旨(クリエイティブ・インクルージョン)を達成するためには、発表段階(アウトプット)と同様に過程段階(プロセス)の仕組み、工夫が重要と考えています。申請段階で、その点が分かるように記入してください。
(3)審査員
石川絵理 / 栗栖良依 / 曽我部昌史 / 治田友香 / 岡崎智美
(4)評価の方法と目的
交付決定後から①過程段階(プロセス)、②発表段階(アウトプット)の2段階で評価を行います。評価内容
①事務局及び専門家とのミーティング
②事務局及び専門家による発表の視察、報告書によるミーティング
これらの評価の目的は、進行管理と事業実現に向けた支援です。
4.申請
(1)申請者
チームを組み応募してください。(代表者は、法人所属か個人かは問いませんが、口座は個人名義ではなく、法人名義もしくは、別途チームで必要となります。)
(2)スケジュール
■申請締切 :平成29年4月21日(金)必着
■交付決定通知:平成29年5月下旬(予定)
(3)申請方法
所定の申請書に必要事項を記入し、下記の書類を添えて原本含め各7部をセットしてご提出ください。
※ホチキス止め不可、ファイリング不可
※提出書類は返却しません。申請書・予算書はウェブサイトからダウンロードしてください。
【提出書類】
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①申請書(申請者略歴、企画書、予算書、チーム体制、スケジュール等)(様式1)
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②法人・団体(任意団体含む)の場合は定款、役員名簿を添付。(様式なし)
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③その他、本企画に関わる添付資料(過去の実績など)(様式なし)
5.申請書類の提出先・お問合せ先
【宛名】
公益財団法人横浜市芸術文化振興財団
アーツコミッション・ヨコハマ インクルージョン助成 係
【住所】
〒231-0023 横浜市中区山下町2 産業貿易センタービル1階
Tel : 045-221-0212 e-mail : acy@yaf.or,jp
6.申請、連絡、打合せの方法について
本制度は、事務手続き上、日本語を書面に記しての申請が前提となります。また、採択後、事務局と電話、メール、対面等でコミュニケーションが必要となります。
申請までは、どなた様でも応募できるように、事務局で出来る限りのお手伝いをしますので、何でもお気軽にご相談ください。メール、電話、来館、どのような形でも結構です。
また、交付決定後の連絡や打合せの方法は、交付者に応じて決めます。
7.助成採択後の義務
(1)ロゴの掲示
助成交付した活動が発行する全てのメディアに「助成 アーツコミッション・ヨコハマ」の表記とロゴマークの掲示。
(2)書類の提出
事業終了後1ヶ月以内に指定の様式の報告書(様式3)と決算書(様式3別紙)に領収書等を添付し、提出すること。
(3)各種ミーティングへの出席
交付された個人、団体の申請代表者および実施責任者は、アーツコミッション・ヨコハマが招集する会議に出席すること。
(4)視察への協力
発表の際、審査員及び関係者への無償視察の枠を10名分提供してください(但し、定員が極少数の取り組みの場合は、別途視察会等での対応とします。)
(5)報告
各年度末に開催する助成報告会にて活動報告のプレゼンテーションを実施してください。また、助成報告書を提出してください。
(6)調査への協力
アーツコミッション・ヨコハマが実施する当制度に関わる調査に協力すること。
8.留意事項
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□同一申請者への交付は連続3か年を限度とします。年度ごとに申請・審査を行います。
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□助成金は、交際費、接待費、飲食費、諸給与・事務所維持費、生活費への使用はできません。
□次のいずれかに該当する経費は交付対象外となります。
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①本助成要綱による助成金のほかに横浜市から補助金又は助成金の交付を受けるもの。
②政治的又は宗教的普及宣伝と認められる活動をするもの。
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③支出以上の収入が見込める活動をするもの。
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④公序良俗に反する恐れがある活動をするもの。
□次に該当する人は申請できません。
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①暴力団員等(暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律第2条第2号に規定する
暴力団をいう。)
②市税及び横浜市に対する債務の支払い等の滞納がある方。