募集終了 2020年度 ヨコハマ創造産業振興助成

2020年度 ヨコハマ創造産業振興助成【一次募集】

※助成金支払いについて追記しました(4/14更新)

【本助成を申請する方へ】

アーツコミッション・ヨコハマ(略称:ACY、公益財団法人横浜市芸術文化振興財団運営)は、“つなぐ、ふやす、アートの現場”を標語に、横浜市文化観光局が掲げる「文化芸術創造都市・横浜」施策に基づき、横浜都心臨海部にクリエイターを多数迎え、様々な担い手と協働し、実験的な取組を行い、横浜ならではの魅力を生み出すことに寄与しています。

この一環として、市内の企業やクリエイター、大学、NPO等が、横浜の創造産業振興のために行う活動に助成を行います。

本助成は、クリエイターが企業や大学等と連携をして新たなサービスや商品などを開発する取組を支援します。市内に優れた中小企業等が多数存在することを背景に、クリエイターのアイデアと企業や大学等の技術力とのかけあわせで新たなビジネスが生まれることを期待し、横浜ならではのデザイン・ものづくりが国内外に発信されることを支援します。あわせて、環境、医療、教育、子育て、防災、福祉などソーシャルビジネスにおいて創造性を発揮し、社会に変化をもたらす挑戦も対象とします。

ACYは、本助成を通じて、市内のクリエイターや企業のネットワークが国内外に広がり、プロダクトやサービスの質や量が向上し、社会と創造産業の双方が持続可能な成長をしていくことを期待します。横浜から国内外に発信される取組み、新たな挑戦をお待ちしております。

(注意事項)本制度は、3月に開催される横浜市会、公益財団法人横浜市芸術文化振興財団理事会による承認をもって正式に予算が確定するものです。

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この記事のURL:https://acy.yafjp.org/grants/2020/18467/

募集要項

■対象

(1)対象活動
助成趣旨・目的に合致する内容で、クリエイターと企業や大学等が連携し、横浜の新たな魅力に繋がるサービスや商品を開発する取組、見本市の出展といった販路拡大に向けたプロモーションなどを支援します。申請は、団体、個人、共同のいずれでもできますが、申請者もしくは共同申請者のいずれかが、横浜市内に事務所を置いていることを条件とします。

(2)対象者
上記活動を行う個人、法人もしくは任意団体。

(3)新規・継続の申請、採択について
過去に遡り同団体における同助成の採択は最高2回までとします。申請は採択が2回に至るまで何度も申請できます。継続申請であっても審査で優遇されず、新規申請と同様に審査を行います。

(4)対象経費
商品開発、サービス開発の経費。また、それらを発信するプロモーションやイベントの開催、見本市への参加等に関する経費。

経費区分 内容
委託費 企画運営、制作、会場設営、看板設置、デザイン、システム構築、試作開発費、等
諸謝金 出演料、講師料、通訳料など団体外部の専門家に対する謝金
事業管理費 事業を実施する上で必要な団体内部の事務局人件費・諸経費
人件費 事業を実施するために直接必要なアルバイト等の経費
旅費交通費 出張旅費や交通費等
消耗品費 事業に直接必要な消耗品の購入費
備品購入費 助成事務局が必要と認めた場合の備品購入費
*対象となる製品開発に必要な専用機材などで、レンタルするより安価であるなどの理由
印刷製本デザイン費 ポスター・パンフレット等のデザイン、印刷、製本等
通信運搬費 郵送料、宅配便代、モバイル通信料等
賃借料 会場借用料、機材借用費等
保険料 対象活動のイベントや運搬などに係る一時的な保険料
広報宣伝費 チラシ、ポスター、ウェブ等の制作・構築・発信に係る費用
*メディアの申請の場合、自社の媒体購入費(新聞・テレビ等の広告枠の購入等)は認めない。
雑費 少額かつ上記経費項目に含めることができない諸経費

(5)実施場所
原則として、市内での活動を想定していますが、海外見本市への参加など国内外に横浜の活動としてプロモーションする場合は、市外での活動も可とします。

(6)対象期間
2020年4月1日から2021年2月末日までに実施されるもの
※原則、上記内に執行された経費を認めます。但し、審査前に完了する活動は認めません。
※申請される活動が中長期にわたる場合は、上記期間中に行われるものを対象とします。

■助成内容

【助成金額】
上限200万円/件(対象経費の1/2以内)
※申請金額を決めて応募してください。
※助成金の額は、事業予算の範囲内で決定されます。また、審査の結果が助成金の額に反映されるため申請した助成金額が満額交付されるとは限りません。

■審査

(1)審査方法
専門家等からなる審査会にて選考します。
審査会にて書類審査(1次)及び面談(2次※1次選考通過者のみ)による選考を行います。

■審査員(五十音順)
井手美由樹(中小企業診断士)
鈴木淳(台東デザイナーズビレッジ 村長/株式会社ソーシャルデザイン研究所 代表取締役)
 田中浩也(慶應義塾大学SFC環境情報学部教授)

■面談日時
日時:2020年5月28日(木)17:30~19:00(時間は若干前後する可能性があります)
会場:横浜市芸術文化振興財団事務局(横浜市中区山下町2)

(2)選定のポイント
●計画性:目的とゴールが明確に立てられている計画であること。
●地域性:横浜ならではの魅力づくりにつながること。
●創造性:新たなものを生み出す創造的な取組であること。
●革新性:これまでの社会を変革する可能性があり、社会に広がる期待があること

■申請

(1)申請スケジュール
申請締切 2020年4月20日(月) 必着
(電子メールの受信したメールソースの表示時刻に準じます。)
交付決定通知 2020年5月下旬

(2)申請方法(申請先は文末をご覧ください)
所定の申請様式をダウンロードし、必要事項を記入しデータにてご提出ください。

(3)提出書類
①交付申請書(様式1)
②企画書(申請様式なし)
③代表申請者が法人・団体(任意団体含む)の場合は、定款、役員名簿、決算書(直近1年分)を添付。(申請者が業務で使用しているもの。申請様式なし)
④その他、本企画に関わる添付資料(過去の実績等)(申請様式なし)

■申請書類の提出先・お問合せ先

(1)書類提出先
電子メールにて、メールアドレス(acy@yaf.or.jp)までお送りください。
メールの件名を「ヨコハマ創造産業振興助成」としてください。
メール本文に①申請者団体名もしくは個人名 ②担当者名 ③申請事業名 ④電話番号を明記してください。

※郵送、持ち込みの申請は受付いたしません。  
※メール送信後、1週間以内に事務局から返信がなかった場合は、必ずご連絡ください。事務局からの受取に関する返信メールがなかった申請は、審査いたしません。
※メールでの資料の送付は容量が大きい場合(目安として5M以上)は、メールへの添付ではなく、安全性が確保できるファイル転送サービスで送付ください。

(2)お問合せ先
公益財団法人横浜市芸術文化振興財団
アーツコミッション・ヨコハマ
【住所】〒231-0023 横浜市中区山下町2 産業貿易センタービル1階
TEL:045-221-0212  E-MAIL:acy@yaf.or.jp
【営業時間】平日 9:00~17:00

■助成採択後の計画更新について

採択された内容について、審査会からアドバイスをもとに計画を更新していただく場合があります。必要な申請者には、採択後に更新した企画書、申請書の再提出、審査員との面談の依頼をします。

■助成採択後の義務

(1)ロゴの掲示
助成交付した活動に関わるWEB、印刷物等に「アーツコミッション・ヨコハマ」のロゴマークの掲示をすること。

(2)書類の提出
事業終了後1ヶ月以内に、申請時に提出された申請書兼報告書(様式1)の決算等の空欄に必要事項を記入し、領収書等を添付し提出すること。

(3)視察・調査・イベント等への協力
ACYならびに横浜市文化観光局が行う視察・調査およびイベントへの協力を行うこと。


■留意事項

(1)助成金は、助成対象経費以外への使用はできません。特に飲食、交際費、機材や備品購入費、家賃等に関わる経費は対象外となりますのでご注意ください。

(2)次のいずれかに該当する方は交付対象外となります。
① 同内容で本助成要綱による助成金のほかに横浜市から補助金又は助成金の交付を受ける方
②政治的又は宗教的普及宣伝と認められる活動をする方
③重大な法令違反若しくは社会的な信用を著しく損なう行為をした方、または公序良俗に反する恐れがある活動をする方

(3)次に該当する人は申請できません。
①暴力団員等(暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律第2条第2号に規定する暴力団をいう。)
②市税及び横浜市に対する債務の支払い等の滞納がある方

(4)天災地変その他やむを得ない事情によって、予定された申請活動が遂行できなくなった場合は、交付決定における内容および条件を変更する場合があります。


【4月14日追記】
現在の新型コロナウィルス感染拡大期の環境を鑑み、今年度の本制度の支払いは下記要領にて行います。

①採択された後、交付対象者から助成金前払の申請があった場合は、助成申請額の最大80%を前払いします。
②事業完了後に報告書の提出を受け③の作業が終わり次第、残額を支払います。
③事務局にて報告書にある決算書、証憑類を審査後、確定金額を通知します。その際、①で既出した支払い分について返金が必要と判断した場合は、事務局が指示した金額を既出した助成金から返金しなければなりません。
④いずれも、主催団体(助成対象団体)からの請求書の提出が必要です。請求書を受領した月の翌月末払いとします。


申請書類

交付申請書(Excelファイル)

ダウンロード

Excelが使用できない場合は、事務局までご連絡ください。

交付要綱(PDFファイル)

ダウンロード

採択対象

あまねオンラインギャラリー開設

新規

Gallery+Sushi三郎寿司あまね

元町に拠点を構えるギャラリーが実施するもので、新型コロナウイルスの感染拡大で活動の場を失っているアーティスト達の支援として、コロナ禍でもオンラインで発信出来る場所を作ることで、未来の横浜のアートシーンへと繋いでいくプロジェクト。ギャラリーをスタジオとして活用し、写真や動画の撮影や配信、インスタレーションやパフォーマンス、音楽等様々なカルチャーのアーティスト達の発信拠点とする。コロナ収束後は横浜元町の実店舗とオンラインギャラリーを平行して展開し、コロナ禍の前よりももっと横浜のアートシーンの発信をできるようにしていく。

「デジタルギフト あしおとの輪」開発

新規

あしおとでつながろう!プロジェクト

共生教育及びタップダンスコミュニケーションプログラム「あしおとの輪」へニーズが高まる中、ELECTROGIC との共同開発でオンライン版を開発。「上映会+オンラインワークショップ」として販売する。まずは、映像で多様な身体、表現への想像力を膨らませた後、続いてオンラインタップダンス体験へと移行する。実際にダンスを体験する施設にPCと簡易タップシューズ”おとたび”を貸出すことでリアルと遠隔双方で、タップダンサーや音楽家、メッセンジャー(障害のある案内人)とともに実際に会って実施しているかのようにセッションを行うことが可能となる。 実施にあたり、サービスを提供する「あしおとでつながろう!」、サー ビスを提供される「学校や福祉施設」に加えて、この体験をギフトとしてプレゼントする「第三者」が資金提供者と なる「デジタルギフト」という仕組みをビジネルモデル化していく。

日本初・ソーシャルサーカス教室開校に向けた準備事業

新規

特定非営利活動法人 スローレーベル(代表:栗栖良依)

サーカスのエクササイズを通じて、障害者、ひきこもりなど社会に出ることに課題のある方を対象に、半年間(月2回全12回の連続講座)で協調性、ストレス耐性、創造力、コミュニケーション能力、危機管理能力等、社会で生き抜く上で必要なソーシャルスキルを身につける教室を開校する(2021年秋予定)ための準備事業である。今年度は、モニター20名を募集して実施。段階的にステップアップするプログラムを策定し、横浜市立大学の増田教授が開発した診断ツールを用いて、数値的なエビデンスを取りつつ、検証する。また、宣伝ツールの制作、遠方の希望者や、障害者施設などを想定した体験キットを制作し、ターゲットの拡大をはかる。

助成評価

本助成制度は、昨年度に引き続き実施している。市内に優れた中小企業等があるのを背景に、クリエイターのアイデアと企業や大学等の技術力とのかけあわせで新たなビジネスが生まれることを期待し、横浜ならではのデザイン・ものづくりが国内外に発信されることを支援している。あわせて、環境、医療、教育、子育て、防災、福祉などソーシャルビジネスにおいて創造性を発揮し、社会に変化をもたらす挑戦も対象としている。

選定のポイントは以下のとおりである。
●計画性:目的とゴールが明確に立てられている計画であること。
●地域性:横浜ならではの魅力づくりにつながること。
●創造性:新たなものを生み出す創造的な取組であること。
●革新性:これまでの社会を変革する可能性があり、社会に広がる期待があること

今年度の申請は5件あり、3件が採択された。創造性や革新性、地域性という点において、上記趣旨にある前者の”ものづくり”よりも、後者の”ことづくり”の方が高い評価を得た。また、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて変化する地域のアートビジネスにも注目した。いずれも、地域の人の繋がりに焦点をあわせてビジネスを展開していくプランであり、現在の状況を反映するようなものとなっている。

本制度では、クリエイターの活動の可能性を広げていく目的も持っている。提案には、アイデアがよくてもビジネス面に弱いものもあるため、今年度からビジネス面を審査員や事務局がアドバイスすることで強化できるよう制度を変更している。
それによって、より創造性、革新性が高いもの、完成されたものよりも将来の可能性があるものが採択された。今後、各者の事業としての発展を期待したい。

報告書

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