■対象
【対象者】
以下の条件をすべて満たすアーティスト個人を対象とします。
(1)美術、舞台芸術の分野で継続的かつ創造的な活動をする美術家、劇作家、演出家、振付家
(2)初回申請年度、2022年3月31日時点で39歳以下であること。
※ただし2020年度に本助成を受け、再申請する場合にはこの限りではありません。
(3)横浜に在住・在学、もしくは横浜に活動拠点を有する人
※2021年度に横浜市内での創作を行う活動拠点があること
【助成期間】
2021年4月1日から2022年2月28日まで
※同一申請者の採択は、計2回(初回を含む連続2か年の申請)を上限とする。
■助成内容
【資金支援】 上限100万円
※助成金の額は、事業予算の範囲内で決定されます。また、審査の結果が助成金の額に反映されるため、申請した助成金額が満額交付されるとは限りません。
※助成金は、採択直後に策定いただく年間活動計画書の受理後、相談に応じて支払日を決定します。
なお、交付対象者は助成金前払の申請と請求書を提出することで、交付決定額の最大80%の前払いを受けることができます。
※以下の経費は助成対象外です:交際費、接待費、飲食費、諸給与、事務所維持費、生活費
(対象経費 例)
出演料、企画料、調査にかかる費用(宿泊費・交通費含む)、作品制作にかかる資材費・機材費、会場使用費、印刷費、郵送費、保険料など事務費、著作権料、事業当日運営費、その他制作活動にあたって必要な経費として認められるもの |
【人的支援】
キャリア形成に寄与すべく、フェローとの協議のもと目的に沿った人材のマッチングを行います。また、関係者向けの会合等への参加を促すなど、ネットワーキングを支援します。
【広報支援】
チラシ等広報物の配架、WEBマガジン「創造都市横浜」、ヨコハマ・アートナビなど、財団が持つ広報ツールを活用いただけます。
■選考について
(1)選考方法 ※4/16更新
専門家からなる審査会にて書類 および 面談選考を行います。
一次選考:書類選考
面談日時:2021年5月24日(月)14:00~17:00の時間帯にて(予定)
場所:オンライン会議システムを使用
■審査員(五十音順)
小野晋司(横浜赤レンガ倉庫1号館館長、(公財)横浜市芸術文化振興財団理事/チーフプロデューサー(ダンス))
木村絵理子(横浜美術館主任学芸員、ヨコハマトリエンナーレ2020企画統括)
住友文彦(東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科教授)
藤原徹平(フジワラテッペイアーキテクツラボ代表、横浜国立大学大学院Y-GSA准教授)
山口真樹子(ゲーテ・インスティトゥート東京コミュニケーション&広報)
(2)選考のポイント
- 地域性:横浜の地域や環境に根ざした、またはそれらに喚起された活動や芸術創造が期待される
- 国際性:国境を越えて共有できる問題意識や観点を有した活動や芸術創造が期待される
- 将来性:自身の芸術創造が広まる・深まる活動であり、今後国内外での活躍や発展が期待される
- 独創性:手法や形態、またテーマやコンセプトなど、優れた発想や独自性を有した活動や芸術創造が期待される
- 実現性:計画および資金使途が明確であり、活動規模や計画進行が妥当である
- 影響力:当該分野にかけて、また分野を越えて価値や活力をもたらす活動や芸術創造が期待される
■申請
(1)申請締切
2021年4月19日(月)23:59まで(4/16追記)
(2)申請方法
所定の申請書に必要事項を記入し、下記の書類を添えて、データにてご提出ください。
申請書・助成金支出計画書はウェブサイトからダウンロードしてください。
【提出書類】
①申請書・助成金支出計画書
②簡単なポートフォリオ
※舞台芸術分野で応募の場合は必ず映像としてデータまたは動画共有サイトのリンクを申請書に指定する方法で提出してください。(パソコンで再生可能なもの)
③申請者の顔写真1点
※クレジットがある場合は合わせてお知らせください。(和/英併記)
④自作について新聞、雑誌、ウェブサイトなどで第三者から批評されたもの(任意提出)
■申請書類の提出先・お問合せ先
(1)書類提出先
電子メールにて、メールアドレス(acy@yaf.or.jp)までお送りください。メールの件名を「U39アーティスト・フェローシップ助成申請」としてください。
メール本文に①申請者名 ②電話番号をを明記してください。
※郵送、持ち込みの申請は受付いたしません。
※メール送信後、1週間以内に事務局から返信がなかった場合は、必ずご連絡ください。事務局からの受取に関する返信メールがなかった申請は、審査いたしません。
※メールでの資料の送付は容量が大きい場合(目安として5M以上)は、メールへの添付ではなく、安全性が確保できるファイル転送サービスで送付ください。
■助成交付決定後の義務
(1)交付決定後速やかに年間活動計画書及び助成金支出計画表を策定・提出してください。
(2)年度中間期及び年度末に横浜市都心臨海部で開催する助成報告会にて活動報告のプレゼンテーションを実施してください。また、年度末に助成報告書を提出してください。
(3)ACYが招集する会議等に出席してください。
(4)助成年度期間中に以下のいずれかを実施してください。
・作品の制作、並びに横浜市都心臨海部もしくは海外での発表
・作品集の制作・発信
(5)助成対象経費となる活動は、審査員および関係者への視察枠として、市内発表は10名分、市外発表は3名分を提供してください。
(6)助成対象経費となる活動が発行するすべてのメディアに「助成 アーツコミッション・ヨコハマ」の表記とACYロゴマークを掲示してください。
(7)アーティストプロフィールに「ACY-U39アーティストフェローシップ」と記載してください。ただし、字数制限によって難しい場合はこの限りではありません。
(8)ACYが実施する当制度にかかわる調査に協力してください。
■留意事項
本助成では、助成期間中はアーティスト活動に専念することを前提としています。やむを得ない事情により、助成期間中にアーティスト活動を休止または停止する場合、交付決定後の義務を遂行できなくなった場合は、直ちに報告してください。助成金の一部または全額を返還していただく場合があります。
- 同一申請者への交付は連続2か年を限度とします。但し、年度ごとに申請が必要です。また、審査・交付決定も、年度ごとに行います。
- 助成金は、交際費、接待費、飲食費、諸給与・事務所維持費、生活費への使用はできません。
- 天災地変その他やむを得ない事情によって、予定された申請活動が遂行できなくなった場合は、交付決定における内容および条件を変更する場合があります。
- 次のいずれかに該当する経費は交付対象外となります。
①本助成要綱による助成金のほかに横浜市から補助金又は助成金の交付を受けるもの
②政治的又は宗教的普及宣伝と認められる活動をするもの
③支出以上の収入が見込める活動をするもの
④公序良俗に反する恐れがある活動をするもの
- 次に該当する人は申請できません。
①暴力団員等(暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律第2条第2号に規定する暴力団をいう。)
②市税及び横浜市に対する債務の支払い等の滞納がある方
■お問い合わせ
アーツコミッション・ヨコハマ 助成受付係
〒231-0023 横浜市中区山下町2
電話:045-221-0212 E-MAIL:acy@yaf.or.jp
受付時間 9:00~17:00 ※平日のみ
■審査員プロフィール(五十音順)
小野 晋司
横浜赤レンガ倉庫1号館館長、(公財)横浜市芸術文化振興財団理事/チーフプロデューサー(ダンス)。2021年12月の開催で27回目を迎える「横浜ダンスコレクション」や「HOTPOT東アジア・ダンスプラットフォーム」をプロデュースし内外のアーティストや制作者、フェスティバルや劇場と協働。横浜の街全体を舞台に繰り広げる3年に一度のダンスの祭典「Dance Dance Dance@YOKOHAMA 2015/2018」事務局長。(一社)ダンス・ニッポン・アソシエイツ理事、日本ダンスフォーラム(JaDaFo)メンバー、AND+(Asia Network for Dance)コアメンバー。
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木村絵理子
横浜美術館・主任学芸員。2005年展から横浜トリエンナーレに携わり、2020年展では企画統括。近年の主な展覧会企画に、”HANRAN: 20th-Century Japanese Photography”(National Gallery of Canada、2019)、「昭和の肖像:写真でたどる『昭和』の人と歴史」(2017)、「BODY/PLAY/POLITICS」(2016)、「蔡國強:帰去来」(2015)、「奈良美智:君や 僕に ちょっと似ている」展(2012)、「高嶺格:とおくてよくみえない」展(2011)、「束芋:断面の世代」展(2009-10)ほか。この他、關渡ビエンナーレ・ゲストキュレーター(2008、台北)、釜山Sea Art Festivalコミッショナー(2011)など。
住友文彦
アーツ前橋館長。東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科准教授として、学芸員の育成もおこなう。これまで東京都現代美術館などに勤務し「川俣正[通路]」展や「Possible Futures:アート&テクノロジー過去と未来」展などを企画。中国を巡回した「美麗新世界」展(2007年)、メディアシティソウル2010(ソウル市美術館)、あいちトリエンナーレ2013などの共同キュレーターをつとめる。
藤原徹平
建築家、横浜国立大学大学院准教授、フジワラテッペイアーキテクツラボ主宰。
建築のデザインだけでなく、アートフェスティバルの企画や基本構想、地域産業の再生、まちづくりや教育プログラムの企画など横断的に地域の暮らしのデザインに取り組む。
主な作品に<等々力の二重円環>、<代々木テラス>、<稲村の森の家>、<クルックフィールズ>、<那須塩原市まちなか交流センター くるる>、<リボーンアートフェスティバル2016,2017,2019>、<横浜トリエンナーレ2017>など。2013年より宇部ビエンナーレ選考委員、展示委員を務める。著書に『7inch Project〈#01〉Teppei Fujiwara』など。主な受賞に横浜文化賞 文化・芸術奨励賞、日本建築学会作品選集 新人賞、日本建築士会連合賞奨励賞、東京都建築士会住宅建築賞など。
山口真樹子
ゲーテ・インスティトゥート東京コミュニケーション&広報
ゲーテ・インスティトゥート東京と国際交流基金ケルン日本文化会館勤務を通じて、日本とドイツ/ドイツ語圏の舞台芸術交流に主に従事。帰国後、東京都歴史文化財団文化発信プロジェクト室を経て、2015年より国際交流基金アジアセンターにて東南アジアと日本の同時代舞台芸術交流を手がける。TPAM―国際舞台芸術ミーティング in 横浜、プレゼンター招へい、舞台芸術の若手制作者育成、ウティット・ヘーマムーンの小説を岡田利規他が舞台化した国際協働作品『プラータナー:憑依のポートレート』に関わる。岡田利規作・演出によるミュンヘン・カンマーシュピーレ劇場のレパートリー作品3作に、通訳者・ドラマトゥルグとして参加。2020年春より現職。