募集終了 2021年度 U39アーティスト・フェローシップ助成

2021年度 U39アーティスト・フェローシップ助成

【助成趣旨】

アーツコミッション・ヨコハマ(略称:ACY、公益財団法人横浜市芸術文化振興財団運営)は、横浜市が文化芸術創造都市の一層の推進を図るべく展開するクリエイティブ・チルドレン(*)の理念に基づき、横浜の創造環境から芸術文化を発信する次世代のアーティストを育成し、そのキャリアアップを支援するための助成制度を2016年度より実施しています。

フェローに選出されると、ACYを通じて、年間の活動経費の一部に対する助成金をはじめ、横浜での活動を中心に様々な支援が行われます。アートを通じて社会に新たな価値を提示し、国内外での活躍を目指す若手アーティストの皆さんからの、チャレンジに満ちたご応募をお待ちしています。申請方法など、ご不明な点についてはお気軽にご相談ください。


(*)「クリエイティブ・チルドレン」とは
横浜市では、子どもたちの豊かな創造性や感受性を育むとともに、多様で優れた文化芸術を継承・発展させ、創造するために、その担い手となる才能豊かな新進アーティストなど、将来の芸術家の芽を育む取組を推進し、ライフステージに応じた次世代育成(クリエイティブ・チルドレン)を幅広く展開しています。


(注意事項)本制度は、3月に開催される横浜市会、公益財団法人横浜市芸術文化振興財団理事会による承認をもって正式に予算が確定するものです。

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この記事のURL:https://acy.yafjp.org/grants/2021/57669/

募集要項

 

■対象

【対象者】
以下の条件をすべて満たすアーティスト個人を対象とします。

(1)美術、舞台芸術の分野で継続的かつ創造的な活動をする美術家、劇作家、演出家、振付家
(2)初回申請年度、2022年3月31日時点で39歳以下であること。
 ※ただし2020年度に本助成を受け、再申請する場合にはこの限りではありません。
(3)横浜に在住・在学、もしくは横浜に活動拠点を有する人
 ※2021年度に横浜市内での創作を行う活動拠点があること

【助成期間】
2021年4月1日から2022年2月28日まで
※同一申請者の採択は、計2回(初回を含む連続2か年の申請)を上限とする。

■助成内容

【資金支援】 上限100万円
※助成金の額は、事業予算の範囲内で決定されます。また、審査の結果が助成金の額に反映されるため、申請した助成金額が満額交付されるとは限りません。
※助成金は、採択直後に策定いただく年間活動計画書の受理後、相談に応じて支払日を決定します。
なお、交付対象者は助成金前払の申請と請求書を提出することで、交付決定額の最大80%の前払いを受けることができます。
※以下の経費は助成対象外です:交際費、接待費、飲食費、諸給与、事務所維持費、生活費

(対象経費 例)
出演料、企画料、調査にかかる費用(宿泊費・交通費含む)、作品制作にかかる資材費・機材費、会場使用費、印刷費、郵送費、保険料など事務費、著作権料、事業当日運営費、その他制作活動にあたって必要な経費として認められるもの

【人的支援】 
キャリア形成に寄与すべく、フェローとの協議のもと目的に沿った人材のマッチングを行います。また、関係者向けの会合等への参加を促すなど、ネットワーキングを支援します。

【広報支援】
チラシ等広報物の配架、WEBマガジン「創造都市横浜」、ヨコハマ・アートナビなど、財団が持つ広報ツールを活用いただけます。

■選考について

(1)選考方法 ※4/16更新
専門家からなる審査会にて書類 および 面談選考を行います。
一次選考:書類選考
面談日時:2021年5月24日(月)14:00~17:00の時間帯にて(予定)
場所:オンライン会議システムを使用

■審査員(五十音順)
小野晋司(横浜赤レンガ倉庫1号館館長、(公財)横浜市芸術文化振興財団理事/チーフプロデューサー(ダンス))
木村絵理子(横浜美術館主任学芸員、ヨコハマトリエンナーレ2020企画統括)
住友文彦(東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科教授)
藤原徹平(フジワラテッペイアーキテクツラボ代表、横浜国立大学大学院Y-GSA准教授)
山口真樹子(ゲーテ・インスティトゥート東京コミュニケーション&広報)

(2)選考のポイント

  • 地域性:横浜の地域や環境に根ざした、またはそれらに喚起された活動や芸術創造が期待される
  • 国際性:国境を越えて共有できる問題意識や観点を有した活動や芸術創造が期待される
  • 将来性:自身の芸術創造が広まる・深まる活動であり、今後国内外での活躍や発展が期待される
  • 独創性:手法や形態、またテーマやコンセプトなど、優れた発想や独自性を有した活動や芸術創造が期待される
  • 実現性:計画および資金使途が明確であり、活動規模や計画進行が妥当である
  • 影響力:当該分野にかけて、また分野を越えて価値や活力をもたらす活動や芸術創造が期待される

■申請

(1)申請締切
2021年4月19日(月)23:59まで(4/16追記)

(2)申請方法
所定の申請書に必要事項を記入し、下記の書類を添えて、データにてご提出ください。
申請書・助成金支出計画書はウェブサイトからダウンロードしてください。

【提出書類】
①申請書・助成金支出計画書
②簡単なポートフォリオ
※舞台芸術分野で応募の場合は必ず映像としてデータまたは動画共有サイトのリンクを申請書に指定する方法で提出してください。(パソコンで再生可能なもの)
③申請者の顔写真1点
※クレジットがある場合は合わせてお知らせください。(和/英併記)
④自作について新聞、雑誌、ウェブサイトなどで第三者から批評されたもの(任意提出)

■申請書類の提出先・お問合せ先

(1)書類提出先
電子メールにて、メールアドレス(acy@yaf.or.jp)までお送りください。メールの件名を「U39アーティスト・フェローシップ助成申請」としてください。

メール本文に①申請者名 ②電話番号をを明記してください。
※郵送、持ち込みの申請は受付いたしません。  
※メール送信後、1週間以内に事務局から返信がなかった場合は、必ずご連絡ください。事務局からの受取に関する返信メールがなかった申請は、審査いたしません。
※メールでの資料の送付は容量が大きい場合(目安として5M以上)は、メールへの添付ではなく、安全性が確保できるファイル転送サービスで送付ください。

■助成交付決定後の義務

(1)交付決定後速やかに年間活動計画書及び助成金支出計画表を策定・提出してください。
(2)年度中間期及び年度末に横浜市都心臨海部で開催する助成報告会にて活動報告のプレゼンテーションを実施してください。また、年度末に助成報告書を提出してください。
(3)ACYが招集する会議等に出席してください。
(4)助成年度期間中に以下のいずれかを実施してください。
・作品の制作、並びに横浜市都心臨海部もしくは海外での発表 
   ・作品集の制作・発信
(5)助成対象経費となる活動は、審査員および関係者への視察枠として、市内発表は10名分、市外発表は3名分を提供してください。
(6)助成対象経費となる活動が発行するすべてのメディアに「助成 アーツコミッション・ヨコハマ」の表記とACYロゴマークを掲示してください。
(7)アーティストプロフィールに「ACY-U39アーティストフェローシップ」と記載してください。ただし、字数制限によって難しい場合はこの限りではありません。
(8)ACYが実施する当制度にかかわる調査に協力してください。

■留意事項

本助成では、助成期間中はアーティスト活動に専念することを前提としています。やむを得ない事情により、助成期間中にアーティスト活動を休止または停止する場合、交付決定後の義務を遂行できなくなった場合は、直ちに報告してください。助成金の一部または全額を返還していただく場合があります。

  • 同一申請者への交付は連続2か年を限度とします。但し、年度ごとに申請が必要です。また、審査・交付決定も、年度ごとに行います。
  • 助成金は、交際費、接待費、飲食費、諸給与・事務所維持費、生活費への使用はできません。
  • 天災地変その他やむを得ない事情によって、予定された申請活動が遂行できなくなった場合は、交付決定における内容および条件を変更する場合があります。
  • 次のいずれかに該当する経費は交付対象外となります。
    ①本助成要綱による助成金のほかに横浜市から補助金又は助成金の交付を受けるもの
    ②政治的又は宗教的普及宣伝と認められる活動をするもの
    ③支出以上の収入が見込める活動をするもの
    ④公序良俗に反する恐れがある活動をするもの
  • 次に該当する人は申請できません。
    ①暴力団員等(暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律第2条第2号に規定する暴力団をいう。)
    ②市税及び横浜市に対する債務の支払い等の滞納がある方

■お問い合わせ

アーツコミッション・ヨコハマ 助成受付係
〒231-0023 横浜市中区山下町2
電話:045-221-0212 E-MAIL:acy@yaf.or.jp
受付時間 9:00~17:00 ※平日のみ

■審査員プロフィール(五十音順)


小野 晋司
横浜赤レンガ倉庫1号館館長、(公財)横浜市芸術文化振興財団理事/チーフプロデューサー(ダンス)。2021年12月の開催で27回目を迎える「横浜ダンスコレクション」や「HOTPOT東アジア・ダンスプラットフォーム」をプロデュースし内外のアーティストや制作者、フェスティバルや劇場と協働。横浜の街全体を舞台に繰り広げる3年に一度のダンスの祭典「Dance Dance Dance@YOKOHAMA 2015/2018」事務局長。(一社)ダンス・ニッポン・アソシエイツ理事、日本ダンスフォーラム(JaDaFo)メンバー、AND+(Asia Network for Dance)コアメンバー。

Photo by ©427FOTO

木村絵理子
横浜美術館・主任学芸員。2005年展から横浜トリエンナーレに携わり、2020年展では企画統括。近年の主な展覧会企画に、”HANRAN: 20th-Century Japanese Photography”(National Gallery of Canada、2019)、「昭和の肖像:写真でたどる『昭和』の人と歴史」(2017)、「BODY/PLAY/POLITICS」(2016)、「蔡國強:帰去来」(2015)、「奈良美智:君や 僕に ちょっと似ている」展(2012)、「高嶺格:とおくてよくみえない」展(2011)、「束芋:断面の世代」展(2009-10)ほか。この他、關渡ビエンナーレ・ゲストキュレーター(2008、台北)、釜山Sea Art Festivalコミッショナー(2011)など。


住友文彦
アーツ前橋館長。東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科准教授として、学芸員の育成もおこなう。これまで東京都現代美術館などに勤務し「川俣正[通路]」展や「Possible Futures:アート&テクノロジー過去と未来」展などを企画。中国を巡回した「美麗新世界」展(2007年)、メディアシティソウル2010(ソウル市美術館)、あいちトリエンナーレ2013などの共同キュレーターをつとめる。

藤原徹平
建築家、横浜国立大学大学院准教授、フジワラテッペイアーキテクツラボ主宰。
建築のデザインだけでなく、アートフェスティバルの企画や基本構想、地域産業の再生、まちづくりや教育プログラムの企画など横断的に地域の暮らしのデザインに取り組む。
主な作品に<等々力の二重円環>、<代々木テラス>、<稲村の森の家>、<クルックフィールズ>、<那須塩原市まちなか交流センター くるる>、<リボーンアートフェスティバル2016,2017,2019>、<横浜トリエンナーレ2017>など。2013年より宇部ビエンナーレ選考委員、展示委員を務める。著書に『7inch Project〈#01〉Teppei Fujiwara』など。主な受賞に横浜文化賞 文化・芸術奨励賞、日本建築学会作品選集 新人賞、日本建築士会連合賞奨励賞、東京都建築士会住宅建築賞など。

山口真樹子
ゲーテ・インスティトゥート東京コミュニケーション&広報
ゲーテ・インスティトゥート東京と国際交流基金ケルン日本文化会館勤務を通じて、日本とドイツ/ドイツ語圏の舞台芸術交流に主に従事。帰国後、東京都歴史文化財団文化発信プロジェクト室を経て、2015年より国際交流基金アジアセンターにて東南アジアと日本の同時代舞台芸術交流を手がける。TPAM―国際舞台芸術ミーティング in 横浜、プレゼンター招へい、舞台芸術の若手制作者育成、ウティット・ヘーマムーンの小説を岡田利規他が舞台化した国際協働作品『プラータナー:憑依のポートレート』に関わる。岡田利規作・演出によるミュンヘン・カンマーシュピーレ劇場のレパートリー作品3作に、通訳者・ドラマトゥルグとして参加。2020年春より現職。

申請書類

交付申請書(様式1)

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Excelが使用できない場合は、事務局までご連絡ください。

交付要綱

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採択事業

アーティスト、紙カンパニーproject メンバー。 1985 年生まれ。異文化間のはざまに取り巻く事象を再現・再演・再話といった手法で編み直す映像インスタレーションを展開している。近年の主な展覧会に「三泊五日」(板室温泉大黒屋、 2021 年)、「 Returning: Chapter 1 」(シドニーオペラハウス、 2021年)、「距離をめぐる 11 の物語:日本の現代美術」(国際交流基金、 2021 年)、「 Connections ―海を越える憧れ、日本とフランスの 150 年」(ポーラ美術館、 2020 年)など。
振付家・ダンサー・俳優。1987 年兵庫県生まれ。幼少より舞台芸術に携わる。 2009 年ダンスカンパニーBaobabを旗揚げ。単独公演ほか国内外のフェスティバルに参加。振付家として、柿喰う客、KUNIO 、木ノ下歌舞伎など舞台作品のほか、映像作品へも多数振付。ダンサー・俳優として、近藤良平、多田淳之介、杉原邦生、山本卓卓などの作品に出演。 WS 講師やアウトリーチ活動を日本全国で展開。急な坂スタジオサポートアーティスト。尚美学園大学、桜美林大学非常勤講師。横浜ダンスコレクション 2018 コンペティション I 「ベストダ ンサー賞」ほか、多数受賞。
アーティスト。1990 年長野県生まれ、神奈川県在住。 2018 年 東京藝術 大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。レクチャーの形式を用いた「語り」の芸術実践を行っている。シアターコモンズ '21 にてレクチャーパフォーマンス 「 オバケ東京のためのインデックス 序章 」 を発表。 2020 年より青柳菜摘と共同で 「 TWO PRIVATE ROOMS 往復朗読 」 を開催。個展に 「 MINE EXPOSURES 」 (BIYONG POINT 、秋田、 2019 )がある。
美術家。2019 年 東京藝術 大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。 2021 年より同大学院後期博士課程映像研究科に在籍。現在、オランダと日本を拠点に制作を行う。さまざまな場所のフィールドワークをベースに、そこに住む人々を起用してプロジェクトを立ち上げていく。映像インスタレーション、ワークショップなどを用い、歴史をオルタナティブなかたちで再演することを試みている。主な個展に2020 年「 Girls Got Golds 」 puntWG (アムステルダム)、主なグループ展に 2019 年「 Findet mich die Welt? 」 Galerie 21 (ハンブルク)など。令和元年度文化庁新進芸術家海外研修制度研修員。
現代美術家。幼少期に親しんだコンピューターグラフィックスのピクセルによる図画との類似性から布の経糸と緯糸が織りなすパターンに興味を持ち、布が抱える社会・文化的背景と美術史が混交する地点を模索している。近年は紡ぎ、染め、織り、刺繍など布の製造にまつわる手作業に自ら関与し、できたものをあたかも大量生産された材料であるかのように大胆に使用した平面・立体作品を制作、タイトルとあわせて個の営みが持つ儚さと強さ、現代社会に生きる悦びと虚しさなど、複雑な生の在り方の表現を試みる。
美術家、振付家、ダンサー。ベルリン、東京、横浜など複数の都市を拠点として、空間と身体、帰属意識をテーマとしたパフォーマンスや振付作品を制作する。近年はデザインや生態心理学を参照したムーブメントリサーチを展開している。 2021 年春、自身のプロダクションカンパニー Co.S を設立。東京藝術大学デザイン科修士、ベルリン芸術大学舞踊科ソロパフォーマンス専攻修了。 2020 年第 9 回エルスール財団新人賞コンテンポラリーダンス部門受賞。

助成評価

2021年度 U39アーティスト・フェローシップ応募状況 について

本助成は、横浜から世界に芸術文化を発信する次世代のアーティストを育成し、そのキャリアアップを支援するための助成制度として 2016年度より始まり、 今回で 制度名称を変更しながら6回目の募集となる。申請状況については、応募総数47件 の申請が寄せられ、美術分野 24件・舞台芸術分野 23件の内訳となった。(2020年度実績:応募総数 43件 )※分野は申請者の申告による。

応募47件中、 所在地別分布では 、横浜市27件(57%)、東京都14件、 その他地域 6件 。昨年度応募における横浜市在住者53%(23件) に対して 、割合としては同数の申請が寄せられている 。年齢分布は 平均年齢32才、30代34件(72%)、20代13件(28%)となり、昨年度状況と比べ、 昨年に続きわずかに上昇し ている 。

選考委員会は、フェローシップでは 5名の有識者による審査員で構成される。選考にあたっては、それぞれ助成趣旨のほかに選考のポイントを掲げ、各項目について選考時の基準とした。

  1. 【選考のポイント】
    ・地域性:横浜の地域や環境に根ざした、またはそれらに喚起された活動や芸術創造が期待される
    ・国際性:国境を越えて共有できる問題意識や観点を有した活動や芸術創造が期待される
    ・将来性:自身の芸術創造が広まる・深まる活動であり、今後国内外での活躍や発展が期待される
    ・独創性:手法や形態、またテーマやコンセプトなど、優れた発想や独自性を有した活動や芸術創造が期待される
    ・実現性:計画および資金使途が明確であり、活動規模や計画進行が妥当である
    ・影響力:当該分野にかけて、また分野を越えて価値や活力をもたらす活動や芸術創造が期待される


《審査員》
(敬称略/順不同)
・小野晋司(横浜赤レンガ倉庫1号館館長、(公財)横浜市芸術文化振興財団理事/チーフプロデューサー(ダンス))
・木村絵理子(横浜美術館主任学芸員)
・住友文彦(東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科教授)
・藤原徹平(フジワラテッペイアーキテクツラボ代表、横浜国立大学大学院Y-GSA准教授)
・山口真樹子(ゲーテ・インスティトゥート東京コミュニケーション&広報)

  1. 以上の方針の上で、各分野審査員による 企画書査読と面談を経た後に選考委員会を開催した。結果採択は6件(うち前年度継続2件、採択率 13%)となった。

報告書

審査総評

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