募集終了 2021年度 ヨコハマ創造産業振興助成

2021年度 ヨコハマ創造産業振興助成

※第一回講評を募集要項内「助成評価」に追記しました(6/18更新)
※第二回講評を募集要項内「助成評価」に追記しました(9/7更新)

【助成趣旨】

アーツコミッション・ヨコハマ(略称:ACY、公益財団法人横浜市芸術文化振興財団運営)は、「芸術と社会をつなぐ、横浜だから、今だから」を標語に横浜の新たな魅力を生み出すために、横浜市の文化芸術創造都市・横浜施策に基づき様々な取組を実践しています。

この一環として本助成では、企業やクリエイター等が実施する、公共空間活用、観光・商業促進、教育、福祉、環境問題等に向けた取組、また、芸術やデザインのビジネス化に資する取組を支援します。これにより、アーツコミッション・ヨコハマは、芸術やデザインの新たな可能性を広げ、また同時に社会の可能性を広げることで、今後の横浜の創造産業の振興、持続的な成長に寄与することを目指します。

 


2021年度 第一回採択事業
SLOW CIRCUS PROJECT ブランディング事業
横浜18区の人とまちがつながる TSUBAKI食堂 18区丼プロジェクト


2021年度 第二回採択事業
モバイルエコステーション
子どもがつくるお仕事メディア「NARIWAI」の メンバー制度の確立と活動拡大
「アイムヒア プロジェクト」 新スペース立ち上げ

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この記事のURL:https://acy.yafjp.org/grants/2021/59411/

募集要項

1.対象活動

上記助成趣旨・目的に合致する活動で、クリエイターが単独で実施するものまたはクリエイターとの協働により実施するもの。

2.対象者

上記活動を行う個人事業主、法人もしくは任意団体。

3.助成金額

上限200万円/件(対象経費の1/2以内)
※申請金額を決めて応募してください。
※助成金の額は、事業予算の範囲内で決定されます。また、審査の結果が助成金の額に反映されるため申請した助成金額が満額交付されるとは限りません。
※採択された後、交付対象者から助成金前払の申請があった場合は、助成申請額の最大80%を前払いします。/残額は、事業完了後に報告書の提出を受け、事務局で精査した後に支払います。/その際、既出した支払い分について返金が必要と判断した場合は、事務局が指示した金額を既出した助成金からの返金になります。/支払いには、主催団体(助成対象団体)からの請求書の提出が必要です。請求書を受領した月の翌月末払いとします。

4.継続申請

本助成が終了しないかぎり、最長3年度連続で申請することができます。(ただし、前年度までの本助成に採択されたものは当時の申請条件に基づき採択上限は2回までとします。)

5.対象となる活動の場所

拠点を横浜市内に置く方は、オンライン等を含み、どこでも活動できます。拠点を横浜市外に置く方は、必ず横浜市内での実地の活動を行ってください。その場合、副次的に行う市外やオンライン等での活動を認めます。

*拠点…本社、支社等の事務所、アトリエ、スタジオ、申請者が運営する一般に開かれたスペース、学校等。なお、住居は拠点として認めません。

6.対象となる活動期間

2021年4月1日から2022年2月末日までに実施されるもの
※原則、上記内に執行された経費を認めます。但し、審査前に完了する活動は認めません。
※申請される活動が中長期にわたる場合は、上記期間中に執行される経費を対象とします。

7.本助成金の考え方、対象となる経費の項目

本助成において、助成申請時に記載する予算額、報告時に記載する決算額は団体全体のものではなく、本活動に関わる経費に関してのみの収支を立ててください。報告時に収入が支出を上回った場合は、その分、助成金を減額する場合があります。助成金とは委託事業ではありません。申請者の目的と助成金提供側の目的が合致する部分において、審査で必要とされた経費を支援するものです。

経費区分 内容
委託費 企画運営、制作、会場設営、看板設置、デザイン、システム構築、試作開発費、等
諸謝金 出演料、講師料、通訳料など団体外部の専門家に対する謝金
事業管理費 事業を実施する上で必要な団体内部の事務局人件費・諸経費
(全対象経費の20%以内であること。なお役員報酬は計上不可)
臨時雇用人件費 事業(イベント等を想定)を実施するために直接必要なアルバイト等の経費
旅費交通費 出張旅費や交通費等
消耗品費 事業に直接必要な消耗品の購入費
備品購入費 助成事務局が必要と認めた場合の備品購入費
*対象となる製品開発に必要な専用機材などで、レンタルするより安価であるなどの理由
印刷製本デザイン費 ポスター・パンフレット等のデザイン、印刷、製本等
通信運搬費 郵送料、宅配便代、モバイル通信料等
賃借料 会場借用料、機材借用費等
保険料 対象活動のイベントや運搬などに係る一時的な保険料
広報宣伝費 チラシ、ポスター、ウェブ等の制作・構築・発信に係る費用
*メディアの申請の場合、自社の媒体購入費(新聞・テレビ等の広告枠の購入等)は認めない。
雑費 少額かつ上記経費項目に含めることができない諸経費

8.審査

専門家等からなる審査会にて選考します。審査会では、申請書と面談を総合的に判断します。なお、申請が多数あった場合は、一次審査として書類のみの審査を行う場合があります。

【審査員(五十音順)】
飯石 藍 (公共R不動産コーディネーター/株式会社nest取締役)
田中 浩也(慶應義塾大学SFC環境情報学部教授)
治田 友香(関内イノベーションイニシアティブ株式会社 代表取締役)

9.選定のポイント

●計画性:目的と目標が明確な計画であること。
●創造性:新たなものを生み出す創造的な取り組みであること。
●地域性:横浜の文化的背景、地域の可能性の広がりなどを踏まえた取り組みであること。
●漸進性:都市や社会の変化を狙って、具体的に街に小さな変化を起こすもの。

10.新型コロナウイルス感染症拡大期に実施する場合の工夫や意欲

審査項目とは別に、申請者の考え方を伺う記入欄を様式に設けています。新型コロナウイルス感染症拡大期において、中止や延期ではなく安全、安心に実施する工夫をお書きください。また、このような状況だからこそ実施したいという場合は、その理由をお書きください。

11.申請スケジュール

随時募集
*審査会のスケジュールは以下のとおりです。各審査会が定める募集締め切り日までに申請書を提出してください。なお、審査日には面談を行いますので、必ずご出席ください。面談への欠席は不採択となります。(応募が多数あった場合は、一次選考として書類のみの審査を行い、面談選考をする方をあらかじめ選ぶ場合があります。)
*採択金額が年度予算上限に達した時点で今年度の募集を締め切り、それ以降の審査会は開催されませんので、あらかじめご了承ください。
*審査会で不採択となった申請は企画を修正の上、再申請が可能です。

第一回審査会 2021年5月31日(月)[募集締切:2021年5月17日(月)23:59必着]
第二回審査会 2021年7月26日(月)[募集締切:2021年7月16日(金)23:59必着]
※第二回目は、第一回目に予算上限に至らなかった場合に開催。
第三回審査会 上記の採択状況を鑑みながら後日発表。

12.申請方法(申請先は14.申請書類の提出先・お問合せ先をご覧ください)

所定の申請様式をダウンロードし、必要事項を記入しデータにてご提出ください。

13.提出書類

①【必須】交付申請書(様式1)
②【必須】企画書(様式なし)
③【必須】申請者が法人・団体(任意団体含む)の場合は、定款、役員名簿、決算書(直近1年分)の写しを添付。(申請者が業務で使用しているもの。様式なし)
④【任意】その他、本企画に関わる添付資料(過去の実績等)(様式なし)

14.申請書類の提出先

【書類提出先】
・電子メールにて、メールアドレス(acy@yaf.or.jp)までお送りください。
・メールの件名を「ヨコハマ創造産業振興助成」としてください。
・メール本文に①申請者団体名もしくは個人名 ②担当者名 ③申請事業名 ④電話番号を明記してください。

※郵送、持ち込みの申請は受付いたしません。
※メール送信後、1週間以内に事務局から返信がなかった場合は、必ずご連絡ください。
事務局からの受取に関する返信メールがなかった申請は、審査いたしません。

15.助成採択後の計画更新について

採択された内容について、審査会からのアドバイスをもとに計画を更新していただく場合があります。必要な申請者には、採択後に更新した企画書、申請書の再提出、審査員との面談の依頼をします。

16.助成採択後の義務

(1)ロゴの掲示
助成交付した活動に関わるWEB、印刷物等に「アーツコミッション・ヨコハマ」のロゴマークを掲示すること。

(2)書類の提出
事業終了後1ヶ月以内に指定の様式の報告書と決算書に領収書等を添付し、提出すること。

(3)視察・調査への協力
ACYならびに横浜市文化観光局が行う視察・調査への協力を行うこと。

(4)会議・打ち合わせ・報告会への出席
ACYが招集する会議や打ち合わせ、報告会へ出席すること。

17.留意事項

※助成金は、助成対象経費以外への使用はできません。特に飲食、交際費、家賃等に関わる経費は対象外となりますのでご注意ください。

※次のいずれかに該当する方は交付対象外となります。
① 同内容で本助成要綱による助成金のほかに横浜市から補助金又は助成金の交付を受ける方
② 政治的又は宗教的普及宣伝と認められる活動をする方
③ 重大な法令違反若しくは社会的な信用を著しく損なう行為をした方、または公序良俗に反する   恐れがある活動をする方

※次に該当する人は申請できません。
① 暴力団員等(暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律第2条第2号に規定する暴力団をいう。)
② 市税及び横浜市に対する債務の支払い等の滞納がある方

※天災地変その他やむを得ない事情によって、予定された申請活動が遂行できなくなった場合は、交付決定における内容および条件を変更する場合があります。

アーツコミッション・ヨコハマ 助成受付係
〒231-0023 横浜市中区山下町2
電話:045-221-0212 ファックス:045-221-0216
電話受付時間 9:00~17:00 ※平日のみ

 

申請書類

交付申請書

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Excelが使用できない場合は、事務局までご連絡ください。

交付要綱

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採択対象

現代美術家の渡辺篤氏は、不可視の社会問題である「ひきこもり」をテーマに、その元当事者として孤立と向き合う方らとともに活動している。それは、社会/文化/福祉/心理といった様々な分野に及ぶものである。 今回、弘明寺に構えた自身のアトリエの一部をアートと地域のためのスペースとして社会と共有していく。本拠点形成は、オーナーの不動産会社・泰有社と協力して行われ、地域に開かれた場として運営される予定。
子どもによる子どものためのお仕事メディア「NARIWAI」は、小学生で構成される「子ども取材班」が取材、レポート作成、編集しているWEBメディア。学校や家庭教育とは異なる視点で、アクティブラーニングの要素を取り入れ、取材内容の検討、進行、ロゴやイラストの作成も子どもたちが行っている。生業を持つ大人に取材することで「働く」と「お金」について、子どもたちに考えるきっかけを提供している。 今回「子ども取材班」の新規メンバーを募集し、取材対象の拡充を目指すとともに、活動に関する各種プロモーションを展開する。また、同じ活動を行う市内団体との連携など、参加者の広がりを念頭に活動をしていく予定。

モバイルエコステーション

新規

about your city

about your city の小泉瑛一氏は建築家で、前職のオンデザインパートナーズとともに、横浜市の社会実験「みっけるみなぶん」への参加や、都筑区の木材加工場併設のシェアハウスの運営などに携わるなど、まちづくりや公共空間活用に取り組んでいる。 今回、横浜の街が「ゴミが落ちていない、歩いて楽しくなる街になること」を目指して、新たなモビリティ“モバイルエコステーション”を制作し、自主的にごみ拾いを行っている人や団体の活動をサポートする。路上ゴミ問題に関するコミュニティを地域住民や事業者と一緒につくり、公共空間活用の視点を入れながら活動していく。 また、プラスティックゴミの輸出が禁止されるなか、ゴミを資源として捉え直す時代へシフトすることを見据え、路上ゴミのデータ収集活用なども専門家とともに発展させていく予定。

SLOW CIRCUS PROJECT ブランディング事業

継続

特定非営利活動法人 スローレーベル

日本初のソーシャルサーカスカンパニー「SLOW CIRCUS PROJECT」は、サーカスの技術の練習や習得を通じて人の心や体を育む「ソーシャルサーカス」を活用して、ワークショップやパフォーマンス制作などの活動を実施。2021年に発売を開始した「ソーシャルサーカス初心者キット」を導入ツールとし、障害者など社会に出るのが難しいと感じている方々を対象とした連続講座アカデミーの開校、その卒業生がサーカス公演やワークショップで活躍するパフォーマー等へステップアップをしていくシステムを創り出していく。 これを実現するために、プロアスリート育成システムや、スポーツビジネスを参考に、同分野の専門家等と連携し、互いのノウハウの共有を構想。従来の日本の障害者支援にはない、新しい理念に基づく確固たる計画を創り上げ、福祉業界のみならず、一般市民や企業に理解され、日本社会に拡げていくためのブランディングを合わせて行う。
2021年よりTSUBAKI食堂で始まった「横浜18区丼」。1ヶ月に横浜市内の各区をテーマに、月の前半と後半に分けて、それぞれの区で採れた野菜はもちろん、人、商店、歴史などにもスポットを当てた「丼」に仕立てて提供するプロジェクト。 横浜市内農家の農業産出額は県内では第1位であるが、実は農業が盛んな地域であることはあまり知られていない。この自然環境豊かな横浜の魅力を美味しい「食(18区丼)」を通じて届けることで発信したいとスタートした事業である。 「横浜18区丼」を横浜市民に広め、都市環境を知ってもらうことで主体的にまちづくりや環境保全に関わる気運をつくっていくものである。

助成評価

【2021年度 ヨコハマ創造産業振興助成 第一回審査会 講評】

特定非営利活動法人スローレーベルの提案は、昨年度取り組んだ手応えを発展させる意欲があり、今年実施する計画、課題認識が明確で、具体的な提案となっていました。
ソーシャルビジネスの領域では、福祉と組んで実施できるケースが少ないなかで、同団体はそれを横浜発で開拓してきた実績があります。同団体が、同分野において日本における先駆者的存在であることの認識を持ちつつ、この助成を活用して事業化、社会化を進め、それにより同様の活動が各地に広がっていくことを期待いたします。

株式会社よこはまグリーンピースの提案は、食を通じて、地域の自然環境、都市農業といった横浜ならではの魅力を市民に伝え、シビックプライドにつなげる構想を評価しました。また、既に企画が動いているなか、「成果を社会に広げる」ことに助成金を活用する計画も妥当です。ただし、全国的にみて「農」と「食」と「デザイン」をテーマにする先行事例が多数あるなかで、高い発信力を持つためにどのようにクリエイティブで解決するか、そこへの挑戦を期待します。

今回は残念ながら不採択となりましたが、提案の中には惜しいものがいくつかありました。次期の審査に向けて企画を磨き上げて、再度挑戦して欲しいです。審査会の議論としてあったのは、「イシュー」の絞り込みの重要性です。これができれば明確なメッセージとなり社会に伝わります。さらに、企画を受け取るユーザーやステークホルダーを消費者の立場として見るのではなく、自身のクリエイティブにとって主体的に創造性を開く自立的なパートナーと認識していくと、企画の可能性はさらに広がると考えています。
各申請者のクリエティビティが嚆矢となって社会に揺さぶりをかけ、やがて文化的価値、社会的価値、経済的価値の持つものへと成熟していくことを期待しています。


【2021年度 ヨコハマ創造産業振興助成 第二回審査会 講評】

今回採択した3つの提案は、いずれも1回目の審査のときの採択とは異なり、今後の成長や次なる事業のきっかけとなる取り組みとして、将来性を鑑みて採択をした。

about your cityの提案は2回目の申請であった。1回目の提案内容は横浜の路上ゴミの問題を解決する内容として、個人のクリエイターの発案としては面白いものであったが、目的が不明瞭で懸念し不採択とした。今回の申請では目的が明確化された点を評価した。それは、密かに“ある個人”がゴミ拾いをするという努力によって街が綺麗になっている現状があり、その後押しするためのプロダクト開発であった。街の風景の変化を意識した趣旨は良いとして、後はそれをどのようにマネタイズしていくかはまだ課題である。まずは、路上ゴミのデータは企業にとってのニーズが高いという視点がかけているので、その点を事務局の方で専門家を入れてバックアップして欲しい。

吉川ゆゆ氏の提案は、次世代の子どもに職業や将来のキャリアへの展望をもらせる点において、通常の教育とは異なるチャンネルを用意して提供していくものであった。これは普遍的な取り組みとして評価できる。
これは過去の事例からもマネタイズが難しい活動であるので、まずは参加者を広げていくことを念頭に、同じ市内で活動する団体との連携促進等を事務局でサポートして欲しい。

渡辺篤氏の提案は、自身の作家活動と、新しくその取組を発展させていくための拠点形成の2つが混在しているように見えた。この制度は個人の作家活動を支援するものではないが、拠点形成はクリエイターの活動を促進するプラットフォーム形成や、まちづくりの点において評価できるので、その部分について採択することとした。成熟していけば、現代アートの分野において横浜から世界へ発信力は十分に持ちうる取り組みなので将来を期待している。

残念ながら今回は不採択となった提案は、単に既存のコンサート開催の提案であり趣旨が異なるものや、趣旨は合致するもののアートやデザインのプログラムとして深みにかけるもの、また計画が十分ではないものが殆どであった。アーツコミッション・ヨコハマの助成は、申請の目的を予算獲得することではなく、自身の事業を構想し具体的に計画し成長させていくものとして活用することを期待している。よって、まずは事務局への相談などを事前に行い、目的の明確化、計画の質を高めることを行って欲しい。

報告書

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