2023-09-06 助成

2023年度アーティスト・フェロー 横浜での活動情報 9-10月

 

【終了した活動】

〇山岡瑞子/展示
山岡瑞子 写真展「MAELSTROM Photo in NY from 1998-2002」
会 期:2023年9月11日(月)~21日(木) 11:00~18:00
※初日11日(月)は14:00~/最終日21日(木)は~16:00
休場日:9月17日(日)・9月18日(月・祝)
会 場:ARUNŌ -Yokohama Shinohara-(横浜市港北区篠原町 1410)
入場料:無料

山岡瑞子は2002 年初夏、留学先の米国・ブルックリンで事故に遭い、帰国を余儀なくされた。卒業後はブルックリンに引き続き滞在し、アーティストのアシスタントをしながら自分の作品をブラッシュアップする予定が、事故によって残酷な現実を突きつけられた。何年にもわたり 出口のない現実の変化と対峙し、事故前の美大の卒展当時の “駆け出し”の立場に戻ることを目標に制作活動を再開する。
2022 年、初長編ドキュメンタリー映画『Maelstrom マエルストロム』を5 年半をかけて完成させ、国内外の映画祭で上映され、2023 年12 月、横浜シネマリンで初めての劇場公開を実現させる。本写真展は山岡がNY 滞在中(1998-2002) に撮影していた写真の一部を、再プリントしたものを初めて展示する。

 

〇加藤立/展示・滞在制作
「“Abstract Face” (on going)」

会 期:2023年9月14日(木)~23日(土) 9:00~18:00
※最終日23日(土)は~17:00
会 場:Co-coya (横浜市緑区中山 5−9−1)
入場料:無料
滞在制作日時:流動的ですが、主に午前中を中心に絵画の制作を行う予定

《Self Portrait with Blue Michigan》(2023)162 x 130.5 cm Oil on linen

人間の精神的な営みと密接に関わってきた「絵画」の歴史というものを再考するにあたって、「人間」の側からではなく、「絵画」の側から考えてみる。「絵画」も「人間」と同じように、刻々と変化していくデジタル化社会の中で、自分たちの未来を、ひょっとしたら絶滅の可能性を考慮しないわけにはいかない。「絵画」たちは、自分たちがこの先も長く生存していくためには、人間の顔面に取り憑き、その身体に寄生し、遺伝子に潜り込むことで少なくとも人類種が絶滅するまでは人類と共に共生していくことができるのではないか、と考える。私は、そのような来るかもしれない未来の時代の、人間と絵画のポートレートを描いてみようと思う。

今回の滞在制作では、油彩画のポートレート「Abstract Face」数点と「Abstract Face」のCG映像、などを展示予定。さらに、この先も「Abstract Face」のシリーズを展開していくために、来場していただいたお客さんの中から絵画のモデルとなってもらえる人を探し、次回の滞在制作(11月に同じ場所で開催予定)の時に今回の鑑賞者が絵画となって現れる、という、レジデンス、鑑賞、展示が一体となった制作プロセスを構想している。

 

〇坂本夏海/ワークショップ
「子育て中の母親を対象としたワークショップ」※定員に達したため募集終了
日 時:2023年10月7日(土)、8日(日)
会 場:Murasaki Penguin Project Totsuka (横浜市戸塚区戸塚町 4247-21 地下1階)等
対 象:子育て中の母親(アートや制作の経験は問いません)
定 員:6名

子育てのケア役割を担う母親が集まり、ワークショップを通じてアート作品の協働制作を行い、映像作品として発表を目指すプロジェクト。プロジェクト期間は2023年9月~2024年1月。期間中に座談会、ワークショップ、作品発表を予定。ワークショップの内容や成果物が、アーティスト坂本夏海の映像作品の一部になる。

 

 


2023年度アーティスト・フェローの滞在日時などの詳細は、随時こちらのページにて更新していきます。

 

LINEで送る
Pocket

この記事のURL:https://acy.yafjp.org/news/2023/89727/