「子どもの居場所・学び場と文化芸術のまちでの交点」のフォーラムを開催します。
子どもや若者がコミュニティの中で育つ機会が減るなど社会の変化や問題の複雑・複合化にともない、青少年や子どもの居場所を地域につくる動きが日本各地で増えています。また、STEAM教育やキャリア教育など各教科を横断した学習が推進され、学校外で地域と連携した学びの場が求められるようになっています。
そうした中で、文化芸術に関わる活動や施設・拠点は、これまでも地域の中で居場所や学びの場としての役割を担ってきました。誰もが参加できる開かれた場として運営されているものは、学校や家庭以外の社会教育・社会包摂の場になり得る可能性を秘めています。
今回は、東京・横浜と地方都市における実践者の視座から、暮らしと文化拠点の距離感や人間関係の築き方、つくりたいまちの姿などを語りあい、子どもの居場所・学び場づくりに文化芸術はどのように寄与できるかを深めます。
【このような方におすすめです】
・地域における教育に関心のある方
・クリエイティブと教育の関係性に興味のある方
・地域における居場所づくりに関心のある方
概要
日程:2024年2月2日(金)15:00~17:00
会場:BUKATSUDO(横浜市西区みなとみらい2丁目2番1号 ランドマークプラザ 地下1階)
内容:第一部…登壇者事例紹介 第二部…ディスカッション
対象:地域で教育や居場所づくりに携わる方、子ども/クリエイティブに興味のある企業の方など
料金:無料(事前申込制、先着順)
主催:アーツコミッション・ヨコハマ(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)
協力:信州アーツカウンシル(一般財団法人長野県文化振興事業団)
登壇者(五十音順)
・岩室晶子(NPO法人ミニシティ・プラス事務局長/横浜市)
・吉川永祐(NPO法人みんなのコード Hub div. ミミミラボ コーディネーター/アーティスト/石川県金沢市)
・直井 恵(草の根文化芸術コーディネーター/長野県上田市)
・八巻香澄(東京都現代美術館学芸員/東京都)
申込はPeatixまたはGoogleフォームから
定員に達したため受付終了しました
【登壇者プロフィール】(五十音順)
岩室晶子 (いわむろ・あきこ)
特定非営利活動法人 I Loveつづき理事長として、横浜・まちづくりの活動をしながら、こどもたちとできるまちづくりについて、ミニシティ・プラスで模索、実践中。音楽家(作曲、編曲、ピアノ演奏)が本業。2021年田園調布学園大学大学院修士終了。他、NPO法人都筑文化芸術協会 副理事長。
ミニシティ・プラス:https://minicity-plus.jp/
吉川永祐(きっかわ・えいすけ)
1997年島根県生まれ。金沢美術工芸大学大学院修士課程絵画専攻油画コース修了。子どもたちが自由にテクノロジーに触れられる第三の居場所、「ミミミラボ」でコーディネーターをしながら現代美術作家としても活動。主に自身の身体を素材とした映像、写真、立体などの作品制作を行っている。主な展覧会に、「3rdEye4Head」(2023年石黒ビル/石川)、「霧の向こうから石が」(2022年 ギャラリー無量/富山)
ミミミラボ:https://mimimi-lab.jp/
撮影:丸田平
直井恵(なおい・めぐみ)
長野県上田市出身。フィリピンで活動する国際協力NGOや環境系NPOに勤務した後、2007年より上田に戻り、文化交流の市民企画を行う。2017年よりNPO法人上田映劇の理事として上田映劇の再起動に関わる。2020年、「うえだ子どもシネマクラブ」を開始。フェミニズムをテーマにしたZINE『re-seitou』の編集制作、また切り絵作家としても活動。
うえだ子どもシネマクラブ:https://uedakodomocinema.localinfo.jp/
八巻香澄(やまき・かすみ)
1978年福島県生まれ。東京都庭園美術館にて展覧会企画と教育普及プログラムに従事し、ラーニングのためのスペース「ウェルカムルーム」や、障害のある人との協働プログラムなどを企画。2018年より東京都現代美術館にて展覧会企画を担当。社会包摂や脱植民地主義に強い関心をもち、展覧会における実践を模索している。主な展覧会に「ひろがる地図」(2019)、「あ、共感とかじゃなくて。」(2023)など。
展覧会「あ、共感とかじゃなくて。」:https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/empathy/