アーツコミッション・ヨコハマは、「ACY アーティスト・フェローシップ助成」に採択されたアーティストの、助成対象期間後の活動を支援する「ACYアーティスト・ フォローアップ助成」を実施しています。対象者が横浜市内で開催する、展覧会や公演、上映会などの事業に対し、助成金を交付するなど、さまざまなサポートを行っています。
2024度の「ACYアーティスト・ フォローアップ助成」採択事業の開催情報は随時、ACY HPでお知らせいたします。
〇私道かぴ(2023年度 ACYアーティスト・フェロー)/公演
演劇版『団地のこえ』
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そこは、かつては森林が広がっているばかりだった。ある時を境にたくさんの木々が切られ、人々がやって来て、巨大な建物がつぎつぎと現れる。その名は、団地。すぐに新しい暮らしに心躍らせた多くの人が越してきて、窓に明かりが増えていく。食べ、暮らし、働き、眠り、日々を生きる。はたらき、子を育て、近所の人と町をつくる。やがて子どもが巣立っていく頃、歳を重ねた人々は、壁のしみや畳の端を目に留めて、団地にも同じだけの月日が経ったことを知る。「もし団地が、自分だったら。もし自分が、団地だったら…」。戦後の不安定な生活の受け皿となり、高度経済成長の波に乗りはたらく人々を後押しした団地。その歳月を、そこで暮らす色々な人生とともに描き出す物語。
アーティストメッセージ
2024年の1・2月に、左近山団地内の左近山アトリエ131110にて展示『団地のこえ』を実施しました。
劇作家・アーティストの私道かぴが団地に滞在しながら、3歳から99歳までの出会った方々と話し、左近山の100年前から100年後までのお話を制作。展示&冊子として発表し、住民や来場者の皆様から好評を得ました。2025年1月、その内容をもとに、新たに演劇版『団地のこえ』を制作します。
左近山団地のみでなく、「団地」という住まいに住み、暮らし、生きるひとびとの姿を描きます。1日限りの特別上演です。ぜひお越しください。
■開催日
2025年1月18日(土)
①13:00〜/②15:00〜
※各回30分前に受付開始。上演時間は約45分。
■会場
左近山アトリエ131110 (横浜市旭区左近山16-1 左近山団地1-31-110)
■料金
2000円(税込/全席自由/1ドリンク付)
アーティスト・フェローの開催するイベント情報は、随時更新していきます。